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ご存じでしたか?コーヒー豆にも旬があることを

プロローグ

コーヒー豆にも旬があると「えっそうなんだ?」と思われる方も多いかと。
そうなんです、旬の時、旬の味があるんですね。

 

まずコーヒー豆が採れるのは基本的に1年に1回です。
日本で慣れ親しんでいるのはお米なので、お米で例えるとお米の収穫は秋ですよね、同じくコーヒー豆も採れる時期は決まっています。

 

但し世界にはコーヒーの産地は沢山あり、その産地によって収穫の時期は異なります。
そして例外もありコロンビアのように年中どこかで採れている、そんな国もあります。

 

お米に新米があるように、コーヒー豆にも新豆があり、コーヒーの新豆はニュークロップと僕たちは呼んでいます。

 

では、もう少し深く面白いところに話を持って行きますね。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

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新豆が旬なのか?

コーヒー豆は収穫してから、様々な行程を経て、船積みされて海を渡り日本へ輸入されてきます。
新豆はその年に新しく収穫されたもの、所謂、初物になるわけですが、では新豆だから旬なのか。

 

新豆だからと言って必ずしも、その豆が一番のパワーを持っている時なのかというと、そう思い勝ちになってしまいますが実はそうだと限りません。

 

それはどういうことなのか?

新豆には香りの強さ、味わいの強さ、フレッシュさが随所に感じられます。
おこめ、新米の時の力強い味わいってありますよね、あれと同じ様な感じです。

 

但し、新豆だからといって味わいが最高の位置なのか、というとその場合もありますし、そうでない場合もあります。

 

味が若いとは?

そうでない場合はどういこうとなのか。
それは、野菜とかお肉とかでも使われるのかな、味が若い、という場合です。

 

「味が若い」というのは収穫して日にちが経ってなく、新しいものではあるが、味が十分引き出されていないという事です。
つまりちょっと寝かせておくと、熟成されその持っている味わいの潜在能力を見せてくるものなのですね。

 

本当の味わいの力を出す、その手前の状態を味が若い、と僕は表現しています。

 

コーヒーにもそれがあって、新豆の時は新豆でフレッシュの味わいを見せますが、本来持っている香味を十分でない若い状態の時は、焙煎技術を駆使してもその味に変化を付けることはできません。

 

焙煎技術で円熟味はコントロールできないものなんです。
こればっかりは待つしかありません。

 

その旬の時期はいつ来るのかというと、正直追って行かないとわからないのです。
例えば今回去年の6月頃に日本に入港し、倉庫で預かってもらっていて最近、島珈琲にやってきたエチオピアモカ。

 

このエチオピアモカの豆は僕の経験では、後になると味わいの力を発揮するタイプで、収穫してから1年くらい経った今、味わいのピークを迎えています。
1年後ってのは僕の中でもレアケースでしたけどね。

 

1年後なのにこんな良い味を出すのか、と正直驚いています。

 

エピローグ

全てのエチオピアモカがそうなの?と聞かれるとそうではありませんが、僕の手元にあるこのエチオピアモカは収穫してから約1年後の今、旬が来ました。
だからもし機会があれば是非、飲んでみてください。

 

エチオピアモカは非常に個性をもった美味しいコーヒーで世界的に注目されています。
香りとコク独特フレーバーを醸しだし非常に良い味わいですよ!これは間違いない。

 

今回はそんなコーヒー豆の旬のお話でした!

 

島珈琲のエチオピアモカはこちら
マイルドタイプはこちら
http://www.shima-coffee.com/mrs-0004/

 

ビターはこちら
http://www.shima-coffee.com/drs-0005/

 

 

薫る島珈琲をもう一杯。

 

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

マーケティングの師匠 藤村正宏先生のオリジナルブレンドを島珈琲がつくりました!光栄です!
エクスペリエンスマーケティング略してエクスマの創始者 藤村正宏先生のスコットブレンド

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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