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コーヒー豆にはいくつもの味わいがある

プロローグ

コーヒー豆、例えばブラジルのコーヒー豆、焙煎度合いによって幾通りかの味わいがあります。
島珈琲の場合、中焙煎と深焙煎この2つの焙煎度合いによる変化により、味わいに違いをつけてお客様に楽しんでもらっています。

 

中焙煎・深焙煎を飲み比べると「同じ豆なのか」と初めての方は思うはずです。

 

同じコーヒー豆でも焙煎度合い、身近な言葉で言うと焼き具合で味わいの変化が起こります。

これがコーヒーの深さの一つでもありますね。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

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美味しいポイントはいくつあるのか

ブラジルのコーヒー豆に美味しいと思う焙煎度合いのポイントはいくつあるのか。

 

余談ですが、焙煎度合いは僕たちプロの間では8段階で表現します。
ライト、シナモン、ミディアム、ハイ、シティ、フルシティ、フレンチ、イタリアンと、ライトが一番浅い焙煎で右に行くにつれて焙煎が少しずつ深くなり、イタリアンが一番深い焙煎の名称になります。

 

ひょっとしたら今はあんまりこの8段階で表現しないかもしれませんが、ご参考までに。

 

8段階のライト、シナモンはあんまり使用しない焙煎度合いですので、ここでは省いて、あと6つのポイントで説明してみますね。
ほんとはややこしいのですが、ミディアムハイなどという中間的な焙煎度合いもあります。
これを引っ張り出すとかなり話がわやくちゃになるので、くどいですが6つのポイントで説明します。

 

豆ごとよってに違う美味しいポイント

ブラジルではこの6つのポイントとも、僕は美味しいポイントと思っています。
非常にオールマイティな豆で、使う側にはとっても使いやすいです。

 

コロンビア、これもほぼオールマイティです、どのポイントでも味わいの個性をだせますね。

 

グァテマラ、この豆は中深焙煎と呼ばれる段階、6つのポイントいうシティくらいからが持ち味を発揮します。
それ以前の中焙煎にすると酸味がけっこう持っていて、酸味が鋭く勝ってしまう味わいになります。

 

マンデリン、これもグァテマラと同じでシティくらいからの焙煎の方が豆の個性を引きだせます。

 

逆に深焙煎に向いてない豆もあります、ブルーマウンテン(ジャマイカ)やキューバ、パナマなど。
カリブ海系のコーヒー豆は中焙煎で味わいのその力を発揮し、深焙煎にしてしまうと味わいが平坦になり、個性が消えてしまいます。

 

但し、お店によって考えが違います。
これが最も購入している人を「コーヒーは難しい」と迷わせている事なのですが、お店によって考えが違うので、僕はマンデリンは中焙煎に向いてないと主張しても、いやいやマンデリンの持ち味は中焙煎だ、ということもあります。

 

ですのでお店によって違うのは、お店の個性だと思って下さい。

 

エピローグ

こうして見てみると、コーヒーは本当に奥が深く楽しみがいっぱいある飲み物です。

 

こういった事をちょっと頭の隅に入れていると、あなたのコーヒーライフも楽しくなるのでは、そんな事を思いながら、今回はここでキーボードを打つ手を止めたいと思います。

 

薫る島珈琲をもう一杯。

 

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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