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ブレンドコーヒーはいつも同じ味になるのですか?

公開日: : coffee ,

あの芸能人の、あのコーヒーが再販されるかも?

 

そうあれは去年12月のこと、あの芸能人こと短パン社長 奥ノ谷圭祐さんプロデュース、あのコーヒーとはそうですTANPAN COFFEE なのです!

 

まだどうなるかわかりませんが、短パン社長 奥ノ谷圭祐さんのツィートやSNSで盛り上がりを見せております。

 

 


状況を見守りながら、どんなことにも対応できるように心の準備をしている僕です。
緊張してます(笑)

 

ということでTANPAN COFFEEの内容がどうなるのか、だとか、はプロデュースされる短パン社長 奥ノ谷圭祐さんのご意志に島珈琲は従いますので、まだ何もわかりませんが、一応、前回のコーヒー生豆である原料の調達がどんな状況であるか、商社さんに確認の電話をしました。

 

そこであったお話を今回はこのブログで。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

 

 

コスタリカの豆が入手できない!

といっても TANAPAN COFFEEで使用した、コスタリカの同じ農園のものが今年は入手できない、ということです。
コスタリカのコーヒー豆が入手できない、ということではありませんからね。

 

商社さんの間に現地のブローカーさんが各農園主と繋がっていて、ブローカーさんから各農園のコーヒー豆を紹介してもらい、そしてそれを商社さんが味を見て、購入する、現地での買い付けは簡単にこんな流れなんですね。

 

ですので、もしブローカーさんと農園主さんとの間で、何か問題が起こり取引がなくなった。
となれば、商社さんも買い付けできないわけで、商社さんにもコントロール出来ない事情が、買い付けには起こります。

 

その商社さんから島珈琲はコーヒーの原料であるコーヒー生豆を購入しているので、僕にもどうしようもない、こういうことがしょっちゅう起こります。

 

そんな時はどうするか?

 

代役を探すしかない!

コーヒー豆はその国その地方によって味わいが違います。
逆に国と地方が同じだと似た様な味わいを持っています。(全てとは言えませんが)

 

そして同じ様な精製法であれば、かなり近い味わいを再現できるのですね。
ですので、出来るだけ近い代役を探してもらうか、探すしかない、ということになります。

 

島珈琲の普段のブレンドの時はどうか。
例えば、ブラジルなどは結構頻繁に、コーヒー豆の採れる地方や採れる農園が変更されています。

 

味わいもガラッと変わるときがあるのですが、そこはブレンドの全体の比率を調整しながら、5:2.5:2.5で混ぜ合わせている割合を4:3:3にするとかね、そんな感じで全体の味わいのバランスをみてブレンドの配合を最終決定します。

 

それが同じ味わいか、というとストライクゾーンには入っているけども、似て非なる味わいです。

なので、僕はブレンドはずっと同じ味わいににはならないものと考えて、近い味わいだけども同じでない、そんなスタンスで作り続けています。

 

コーヒーは農産物なので、同じ農園でもその年々により味わいが微妙に違います。
これが難しいところでもありますが、実はここが面白い所なんですね。

 

違いを楽しむ、そんな感じでブレンドは味わって欲しいなぁというのが、作る側の親心でしょうか。

 

といってもTANAPAN COFFEEに関しては島規之の持ってるモノを駆使し、もし去年と同じ様な味わいを再現するご依頼ならば、それに近づけていきますからね。
もし再販がきまれば超ストライクを目指していきますよー。

 

神のお言葉を待ちたいと思います。

 

それでは、また。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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