*

薫るアイスコーヒーを作ろう!

プロローグ

アイスコーヒーが薫るというと、「ん?」ってなりますよね。
コーヒーの香りはどちらかというとホットコーヒーの方にあるように思っていますよね、僕も思ってます。

 

アイスコーヒーは冷やしてから飲むので、飲むまでに時間がかかり香りがないイメージがありますね。
実際、ホットコーヒーならカップから立ち上がる香り、アイスコーヒーならグラスから立ち上がる香り、比べるとホットコーヒーの方が湯気と一緒に鼻の奥から脳にまで、香りを運んでくれていますよね。

 

では、アイスコーヒーに香りを立ち上がらせる方法はないのか、というとそうではありません。
ホットコーヒーほどではありませんが、アイスコーヒーにもグラスから香りを立たせる、そんな作り方があります。

 

それは何か、続けましょう。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

それは急冷

 

IMG_1931

 

まずアイスコーヒーをペーパードリップで淹れてみましょう。
粉を用意します、粉は細挽きにしたものを12グラム。
もしくは普通に中挽き(ペーパードリップ用)のコーヒーの粉でしたら20グラム。
更に贅沢な細挽きの20グラム(写真)、などなどです。

 

ホットコーヒーの分量で淹れると、アイスコーヒーの場合冷やすと味が薄くなるのですね。
ですから粉を細挽きに、または普段の倍量を使って濃い味になるようにドリップします。

 

ドリップする量は1杯120CCくらいが目安です。
いつものようにドリップして、コーヒーを淹れてください。

 

淹れ終わったら直ぐに冷まします。
ここが香りを立たせるためのポイントです、できるだけ素早く行動を移せるように段取りしておいてくださいね。

 

急冷します!

氷をいれたガラスの器、ステンレスの器などに氷を沢山入れてください。
そこに熱いままのコーヒーを淹れた3/4位の量を一気に入れてください。

 

IMG_1932

 

そしてスプーンでかき混ぜます。
混ぜるときのポイントはグルグルではなく、下から上へ掻くようにです。
下から上へ、下から上へ、上下にかき混ぜる様なイメージです。

 

こうすると氷を極力溶かさずに、コーヒーを冷やす事ができます。
ある程度冷えたなぁと思ったら、残ったコーヒーを入れて同じ様に上下にかき混ぜてください。
ここで氷が減っていたら足してくださいね。

 

そして別に氷の入ったグラスを用意しておき、もし時間がかかったようでしたらそのグラスの氷が溶けていると思いますので、グラスの中の氷の溶けた水を切ってください。

 

そしてコーヒーをそこに注いだら出来上がりです。

 

エピローグ

そうすると、香りが立つアイスコーヒーが出来上がります。
味わいは時間をかけて自然冷却するよりも、キリッとひきしまった様な感じがします。

 

真夏になるとお湯を沸かすことすら暑くて嫌になるので、まだちょっと暑くない今のうちにドリップで淹れて、急冷して作るアイスコーヒーを楽しんでくださいね。

 

味わいもバッチグーですよ!(もう使わない言葉かな 苦笑)

 

 

薫る島珈琲をもう一杯。

 

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

マーケティングの師匠 藤村正宏先生のオリジナルブレンドを島珈琲がつくりました!光栄です!
エクスペリエンスマーケティング略してエクスマの創始者 藤村正宏先生のスコットブレンド

 

師匠のブログはこちら
島珈琲さんが作ったボクの「スコットブレンド」
http://www.ex-ma.com/blog/archives/4546

 

購入のご案内はこちら
藤村正宏先生のオリジナルブレンド・スコットブレンド販売します!
https://blog1.shima-coffee.com/?p=13679

 

IMG_1610

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

プロとして酸味のないコーヒーを考えた

僕がブログを書く時間は営業中。 営業中、ウェイティングの時間を利用して、書き上げています。

記事を読む

ハンドピックとは1杯のコーヒーへの愛

通販のご注文が沢山あり、ドタバタな島珈琲です。 いやでもほんと、ありがたいです。  

記事を読む

オーダーストップという言葉 勘違いされている方、多いかも

高槻店に御来店してくださっているお客さんが、出店のご準備をされています。  

記事を読む

島珈琲の伏兵コスタリカ、人気です

今朝、マシン屋さんから、島珈琲高槻店に設置するドリップコーヒーマシンのリフレッシュマシンが見つかりま

記事を読む

コーヒーシロップ無糖 次は8月6日に入荷します!

梅雨が明けてから一気に真夏へと。 7月の後半の気温って、毎年こんなんやったかなぁと最近、例年の平均的

記事を読む

業務用卸 BtoB も島珈琲にご相談くださいね (4885)

カミさんは自転車で家から高槻店に通っているのですが、昨日仕事を終えて自転車で帰って行ったと思ったら、

記事を読む

焙煎と技術

 僕が思うに焙煎の技術とは マシンを知ること 原料を知ること が非常に大事ですが 一番大事

記事を読む

コーヒーミルの使い方がわからない時、お店に持ってきて僕に聞いてください

昨日、お客さんがミルを持って来てくださりました。 ご両親が大事に使われていたそうで、見せて頂き使い方

記事を読む

コーヒーの苦味には2種類あって、焦げた苦味も存在する

プロローグ ブリュレのキャラメリゼ つまり焦がしアメですね、これを作っている時にふとコーヒーに置き

記事を読む

ナイス!島珈琲

 今日は「ナイス!島珈琲」の一員のご紹介です 島珈琲は 「コーノ式円錐ドリッパー」でのペー

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
島のひとり言 (4942)

以前は島珈琲高槻店の近くあった、高槻市の隠れた雑貨屋ちくちくさん。 &

今期のマンデリンを決めました (4941)

いよいよゴールデンウィークに突入ですね。   前回のブログで

ゴールデンウィークの準備はばっちりです (4940)

4月22日の月曜日がGW前の仕入注文の締めきりでした。  

悩むマンデリン (4939)

昨日は高槻店の焙煎機のメンテナンスを完了させました。   思

特にカーブは汚れが溜まりやすい (4938)

今日は7時に起きて家族で朝食を取ってから、すぐに高槻店へ。  

→もっと見る

PAGE TOP ↑