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島珈琲のブレンドは音楽でいうと生演奏

プロローグ

ヒントとというのは案外、誰かとしゃべっている時に発見するものなんだなぁとつくづく思う。
昨日はツイッターで繋がる、神戸のお客さまがわざわざ来られ、コーヒーについてお話をしていました。

 

そんな中でいろんな質問を受けて、それにお答えしていたのですが、ふと僕の発した言葉に、そのお客さまが「ブレンドは生演奏なんですね」と言われて、そうそれ!

 

探していた言葉を見つけた、そんな一コマでした。

ブレンドは生演奏、とはどういうことか。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

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ブレンドとは変わるモノ

ブレンドは味わいは常に一定しているのか、というお話をしていたのですね。
それについて僕はブレンドの味わいは常に変化しています、ただ大きい変化ではなく、小さい変化をしながら、できるだけ元の味わいに近づけながら調節しています、とおこたえしました。

 

なぜ変化するのかというと、ブレンドの元になるコーヒー豆。
いつも同じ国の同じ産地の同じ地区のコーヒーを用意できたとしても、農産物なのでその年によって味わいも変わります。

 

野菜でもお米でもそうですよね。

 

焙煎でも季節により味わいは多少変わっています。
ブレンドは数種類のコーヒー豆を混ぜ合わせて、新しい味を創造します。

 

ただし毎年同じ味わいの原料を確保できるかというと、僕のような小規模のお店ではなかなか難しいです。

ですので、同じ味わいを目指さずに、変化があるのがブレンドコーヒーです、と説明しています。

 

CDで例えると

昔、吉川晃司が好きでよく聞いたのですが(昔のCDは今でもたまに聞きます)、ライブで収録したCDと、CDの為に収録したCDの吉川晃司の声って違うじゃないですか、これはどんなアーティストでもそうですよね。

 

同じ歌でも、今日のライブと明日のライブでは、同じじゃありませんよね。
微妙に違いますよね。

 

島珈琲のブレンドもそんな感じなんです。

微妙に違います、同じを味わいを狙っていません、但し完成度の高さには意識しています。
変化を楽しむのがブレンドの醍醐味だと僕は思っています。

 

大手メーカーは同じ味わいを作りますが、僕は同じ様な味わいの中で毎日に少し変化をつけながらブレンドを作ります。

 

大きい味わいのブレはないですけどね。
音楽でいうところの同じ歌、同じ曲がベースにありながら日々少しの変化がある、というところです。

 

エピローグ

変わることを楽しむ。
人だって昨日と今日では違っていますよね。

 

微妙な変化を楽しむ、これもコーヒーを飲む楽しみに追加してもらえると「コーヒーを愉しむ」という幅が広がって、より楽しく飲んでもらえるのではと、これを読む皆さんに期待したいです。

 

ブレンドは生演奏という話から、コーヒーの楽しみ方へ繋げたお話でした。

 

 

薫る島珈琲をもう一杯。

 

おおきに、いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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