*

ご存じでしたか?コーヒー豆にも旬があることを

プロローグ

コーヒー豆にも旬があると「えっそうなんだ?」と思われる方も多いかと。
そうなんです、旬の時、旬の味があるんですね。

 

まずコーヒー豆が採れるのは基本的に1年に1回です。
日本で慣れ親しんでいるのはお米なので、お米で例えるとお米の収穫は秋ですよね、同じくコーヒー豆も採れる時期は決まっています。

 

但し世界にはコーヒーの産地は沢山あり、その産地によって収穫の時期は異なります。
そして例外もありコロンビアのように年中どこかで採れている、そんな国もあります。

 

お米に新米があるように、コーヒー豆にも新豆があり、コーヒーの新豆はニュークロップと僕たちは呼んでいます。

 

では、もう少し深く面白いところに話を持って行きますね。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

IMG_2263

 

新豆が旬なのか?

コーヒー豆は収穫してから、様々な行程を経て、船積みされて海を渡り日本へ輸入されてきます。
新豆はその年に新しく収穫されたもの、所謂、初物になるわけですが、では新豆だから旬なのか。

 

新豆だからと言って必ずしも、その豆が一番のパワーを持っている時なのかというと、そう思い勝ちになってしまいますが実はそうだと限りません。

 

それはどういうことなのか?

新豆には香りの強さ、味わいの強さ、フレッシュさが随所に感じられます。
おこめ、新米の時の力強い味わいってありますよね、あれと同じ様な感じです。

 

但し、新豆だからといって味わいが最高の位置なのか、というとその場合もありますし、そうでない場合もあります。

 

味が若いとは?

そうでない場合はどういこうとなのか。
それは、野菜とかお肉とかでも使われるのかな、味が若い、という場合です。

 

「味が若い」というのは収穫して日にちが経ってなく、新しいものではあるが、味が十分引き出されていないという事です。
つまりちょっと寝かせておくと、熟成されその持っている味わいの潜在能力を見せてくるものなのですね。

 

本当の味わいの力を出す、その手前の状態を味が若い、と僕は表現しています。

 

コーヒーにもそれがあって、新豆の時は新豆でフレッシュの味わいを見せますが、本来持っている香味を十分でない若い状態の時は、焙煎技術を駆使してもその味に変化を付けることはできません。

 

焙煎技術で円熟味はコントロールできないものなんです。
こればっかりは待つしかありません。

 

その旬の時期はいつ来るのかというと、正直追って行かないとわからないのです。
例えば今回去年の6月頃に日本に入港し、倉庫で預かってもらっていて最近、島珈琲にやってきたエチオピアモカ。

 

このエチオピアモカの豆は僕の経験では、後になると味わいの力を発揮するタイプで、収穫してから1年くらい経った今、味わいのピークを迎えています。
1年後ってのは僕の中でもレアケースでしたけどね。

 

1年後なのにこんな良い味を出すのか、と正直驚いています。

 

エピローグ

全てのエチオピアモカがそうなの?と聞かれるとそうではありませんが、僕の手元にあるこのエチオピアモカは収穫してから約1年後の今、旬が来ました。
だからもし機会があれば是非、飲んでみてください。

 

エチオピアモカは非常に個性をもった美味しいコーヒーで世界的に注目されています。
香りとコク独特フレーバーを醸しだし非常に良い味わいですよ!これは間違いない。

 

今回はそんなコーヒー豆の旬のお話でした!

 

島珈琲のエチオピアモカはこちら
マイルドタイプはこちら
http://www.shima-coffee.com/mrs-0004/

 

ビターはこちら
http://www.shima-coffee.com/drs-0005/

 

 

薫る島珈琲をもう一杯。

 

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

マーケティングの師匠 藤村正宏先生のオリジナルブレンドを島珈琲がつくりました!光栄です!
エクスペリエンスマーケティング略してエクスマの創始者 藤村正宏先生のスコットブレンド

 

師匠のブログはこちら
島珈琲さんが作ったボクの「スコットブレンド」
http://www.ex-ma.com/blog/archives/4546

 

購入のご案内はこちら
藤村正宏先生のオリジナルブレンド・スコットブレンド販売します!
https://blog1.shima-coffee.com/?p=13679

 

IMG_1610

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

多様性を認めた上で、僕はペーパードリップの味わいが好き

昨晩は高槻店業務終了後、コンセントの増設工事でした。 その道50年のベテランの職人が来られ、黙々と仕

記事を読む

なぜ島珈琲にはブルーマウンテンがないのか?

コーヒー豆のラインナップ。 皆さんはどんなコーヒー豆があると嬉しいですか?  

記事を読む

決断 そして 前へ

 カフェBeは社会福祉法人北摂杉の子会が経営するカフェである その運営全般を御願いされ 島

記事を読む

2年前に焙煎したコーヒー豆 保存方法は常温で放置 飲んでみた結果

プロローグ 先日、お客様とお話をしている時、手持ち無沙汰になり近くにあったコーヒーの保存する密閉容

記事を読む

悩むマンデリン (4939)

昨日は高槻店の焙煎機のメンテナンスを完了させました。   思うほど手こずることもなく、スム

記事を読む

一刀両断できない!切っても切れないコーヒーと水の関係

プロローグ コーヒーと水は切っても切れない関係です。 水に流して・・・と言いますが、コーヒーはそ

記事を読む

麻袋の使い道 (4768)

基本的に整理整頓をモットーにしてます。 道具がいつものところにないと、あれどこいったけ?と探す時間で

記事を読む

コーヒーの未来はどうなる!?これからのコーヒーのこと

プロローグ 最近、お客様とこれからのコーヒーついてのお話をすることが多い僕です。 こんにちは 焙

記事を読む

そしてブラジルが新豆になりました

明日、日曜日は日曜日だけのお店、岡町本店の営業日。 日曜日だけの営業ですが、明日4月26日の日曜日も

記事を読む

島珈琲カッター

コーヒーという飲み物は ほんとに繊細でいろんな条件で味の出方がずいぶんと変わってくるコーヒー豆の原料

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
ゴールデンウィークの準備はばっちりです (4940)

4月22日の月曜日がGW前の仕入注文の締めきりでした。  

悩むマンデリン (4939)

昨日は高槻店の焙煎機のメンテナンスを完了させました。   思

特にカーブは汚れが溜まりやすい (4938)

今日は7時に起きて家族で朝食を取ってから、すぐに高槻店へ。  

選択のマンデリン (4937)

日曜日は日曜日だけが営業日のお店、豊中は岡町本店に朝は7時過ぎに到着し

グァテマラが新しい銘柄になります (4936)

昨晩は高槻店の業務終了後に、煙突掃除をしました。   ワイヤ

→もっと見る

PAGE TOP ↑