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なんでそんなに種類があるの?コーヒー計量カップの種類

プロローグ

コーヒーを1杯淹れるのに必要なコーヒー豆、粉は島珈琲では10グラムとお伝えしています。
お好みの味わいの濃淡は、その10グラムを基準にしてコーヒーの豆・粉の量を調整してください、とお伝えしています。

 

さてその10グラム、どうしたらいちいち計らずにセットできるのか?
はい、コーヒー用の計量スプーンこれをメジャーカップと呼ばれいますが、こうした便利なものがあるのですね。

 

しかし、三角のがあったり、台形のがあったり、何が違うのか?
今回はそこをお伝えしますね。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

手元に3つのメジャーカップがあります

黒色が、ポダムのフレンチプレスに付属していたメジャーカップです、こちらは1杯で7グラムです。
真ん中、三角になったもの、こちらはメリタ社のメジャーカップで、1杯8グラムです。
銅ですがプラスチック製でもあります、こちらはカリタ社のメジャーカップ、1杯10グラムです。

 

IMG_0562

 

という感じで、メーカーによって実にバラバラです。
ポダムがなぜ7グラムなのか詳細は知りませんが、たぶん自社のフレンチプレスは1杯分7グラムで美味しく出来るよ、という裏付けなのだと思います。

 

メリタはドリッパーが1つ穴のため、お湯がゆっくりしたに落ちるので、8グラムで十分良い味わいになる、というメリタ社の考え方から1杯8グラムです。

 

カリタは10グラムが美味しいと言うことで、それぞれ自社の器具に対して適量と考える1杯の量を、メジャーカップのサイズにしてしまっているから、メーカーによってバラバラなんですね。

 

島珈琲はカリタ社のメジャーカップをオススメしています

10グラムだと例えば8グラムにしたい時、すくう量を8分目にすればいいわけで、目安の量が計りやすいからです。
それと中焙煎と深焙煎、同じ豆でも豆1粒の重量がやや違うのですね。

 

中焙煎は焙煎時間が短いので、熱に当たってる時間が短いです。
従って、熱に当たっている時間が長い深焙煎のコーヒー豆より1粒が重い事になります。

 

熱が当たるとコーヒー豆は膨らみます、中焙煎より深焙煎のものの方が膨らんでいる事になります。

つまり、 中焙煎=1粒が小さくて重い 深焙煎=1粒が大きくて軽い となります。

 

これを同じ様に、すり切れ1杯すくった場合、深焙煎のコーヒー豆の方を少し多く盛らないと10グラムにはならない事になります。

そういう事も含めて、10グラムのメジャーカップの方が区切りが良くてわかりやすく、使いやすいと僕は思ってます。

 

エピローグ

コーヒーって難しい、と思われる原因は器具やメーカーによる基準のまちまちさ、だと思っています。
器具やいろんな事によって色々違いがありますが、分からない時は僕に聞いて下さいね。

 

次回はペーパードリップのペーパー、最初に濡らすべきか否か、をお送りします。
お楽しみに!

 

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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