排気温度200℃超
本日、5月15日月曜日は岡町本店・高槻店共に定休日で、僕自身のお休みです。
今日は車屋さんに行って、そしてヤマハのバイクショップYSP門真さんへ行って帰ってきたら、そして娘が林間に行くのでそのおやつを家族でイオンで行って、晩はクルクルたこ焼きパーティという予定となっています。
1週間、僕の愛車YAMAHA NMAX125をYSP門真さんへ預けまして整備してもらいます。
その1週間は代車をお借りして過ごしますが、愛車との1週間の別れ、ちょっと寂しいですね。笑
違う車種で楽しみながら、通勤・配達しますね。
さて下写真は、岡町本店の焙煎機の一部、排気温度を計る温度計です。
本内容に関係なく、そして見にくいですが、ステンレス部分が焼けていてものすごくいい感じの色になっています。
岡町本店の焙煎機は使用して15年目となっており、修理は幾度かありましたが、丈夫で快調に稼働してくれています。

半熱風という方式
岡町本店の焙煎機は、半熱風と呼ばれるタイプで、シリンダーは2重の鉄板で作られており、鉄板と鉄板の間に中空となって二重シリンダーと呼ばれる釜を装着しております。
バーナーがシリンダーに与える熱と、シリンダーの後部から熱風が入るその熱風と2つの熱で、コーヒー豆を焙り焙煎を進めていく、という風になっています。
簡単に言うと炒めながら熱風をあてて、焙煎するというところでしょうか。
温度計が示すように、熱風は200℃超(排気温度)となっており、高温の熱風がシリンダー(釜)の中を通過しています。
コーヒー焙煎の理想は、熱風だけで焙煎ができれば理想の味わいが出来る、と教えてもらい、僕もそれを理解しました。
ただそうなるとお店に設置する小型のタイプでは、大きくなりすぎて不向きになるのと装置が高額になって、現実的ではないかなぁという感じです。
焙煎機のシリンダーには、攪拌する羽根が付いていて、コーヒー豆が焦げないようにその羽根で攪拌しながら焙煎するのですが、その羽根にあたる時に羽根からの伝導熱もあり、焙煎の師匠から聞いたのは、熱風の力で焙煎し、シリンダーとかにも触れず熱風だけの熱伝導と攪拌ができたら理想だと教えてもらいました。
熱風のハリケーンを作って、そこで焙煎をする感じですね。
焙煎は奥が深い
単純と言えば単純だけど、単純が故にシンプルが故に、奥が深いというか、誤魔化しがきかないからでしょうか。
ただコーヒー豆を煎る、だけだというのに、こうしたいろんなことがあって、味わいをどう引き出すか表現するかを考え出すと、ほんとに尽きないのですね。
だから面白い、だと思います。
一生かけて向き合い、その年、その年の原料とも向き合って、どんな味わいを作って喜んでもらうか、そこに情熱をつぎ込んでいきたい、と温度計の写真を見て考えていたこと書きました。
今回はちょっとマニアックな記事となりましたね。
それでは、本日のお休み楽しみますね。
皆さんもどうぞ良い1日を!
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。

島 規之

最新記事 by 島 規之 (全て見る)
- 工夫そして工夫 (4619) - 2023年6月7日
- 接客は休日に学ぶ (4618) - 2023年6月6日
- 誰だって間違いはあるもの (4617) - 2023年6月5日
関連記事
-
-
焙煎アーティストだって焙煎を失敗する時はある
プロローグ 島珈琲を開業したのが2002年ですので、14年が経ち15年目に入っています。 &
-
-
この焙煎機たちと歩いていく
昨日、物置コンテナを貸してもらうため、契約について電話しました。 話はトントンと進み、必要書類につい
-
-
コーヒー器具の手入れの仕方 あれこれのお話
以前にも書きましたが、昨日ふとツィートすると沢山の方に見て頂けたようですので、また改めて新しく器具の
-
-
ペーパーフィルターとお湯の接触時間と美味しいの三角関係
今月19日月曜日は定休日、そして20日火曜日、21日水曜日、高槻店は臨時休業しますね。 &nb
-
-
コーヒーは奥が深いなぁ
日曜日は日曜日だけが営業日のお店、豊中市岡町にある岡町本店にて先ほど焙煎が終了し、定刻の10時より営
-
-
コーヒーのプロの僕がコーヒーを淹れる器具で、一番だと思うもの
一時の事を思うと、随分とコーヒーの抽出器具も多くなったと感じております。 お客さんに教えてもらうこと
-
-
エスプレッソブレンド、変えてみました
5月3日火曜日から5日木曜日までは祝日になっておりますが、高槻店は通常営業しております。 5月3日、
-
-
コーヒーにも位があるの?コーヒーの格付けのあれこれ
今日は日曜日。 日曜日は日曜日だけが営業の岡町本店へ。 週1日の営業なの
-
-
焙煎とは、引き出す作業なんです
昨日は定休日。 家族でおじいちゃん、おばあちゃんに会いに行ってきました。
- PREV
- 味覚の変化、好みの変化
- NEXT
- ゆるりと流れる時間の中