*

ドリップのスピードは、器具で変えられるのか?

プロローグ

昨日、娘が保育園で「桜餅」をつくったらしく、晩ご飯のあとコーヒーと一緒に食べた。
そのほとんどが先生が作り、娘はほんの少しお手伝いをしただけなんだろうけど、とってもとっても美味しくて嬉しくて、あんこがあまり得意でない僕ですが、親ばかだなぁなんて思いながら食べました。

 

和菓子とコーヒーって僕はとっても相性がいいと思います。
特に和菓子にオススメなのは中焙煎のあっさりとしたコーヒー。

 

和菓子の味わいをより引き立てるように思います。よければお試しくださいね。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

前号の続き、的な記事です

前号のブログ記事では、ドリップの早さによって濃い薄いをコントロールできると書きました。さらにそれを少し突っ込んで行きたいと思います。

ドリップするお湯を注ぐ早さや、お湯の線の細さで味の濃淡を調節することを書きましたが、さらにそのスピードでよりはっきりと味わいたいのであれば、どうしたら良いのかを書きますね。

 

これもペーパードリップに限った記事になりますが、どうぞお付き合いください。

 

それはドリッパーで変わる

以前にもブログ記事で書きましたが、ペーパードリップをするために紙を置き濾すためのドリッパーがペーパードリップには必要です。
いろんなタイプがあるのですが、台形の1つ穴タイプ、もしくは3つ穴タイプのものが一般的です。もちろんこれでもドリップする早さで味の濃淡は変わりますが、よりその濃淡をはっきりさせたい場合は円すい式ドリッパーがオススメです。

 

それはなぜかというと、ドリッパーの形状から下に落ちるときの抵抗が大きい小さいが器具によって違うからです。
台形のものは穴の大きさが円すい式とくらべ小さく、抵抗が大きくお湯を注ぐことで下へ圧力をかけて濾していくのですが、抵抗が多いとコーヒーが落ちるスピードは? ゆっくりですよね。

 

それに比べ円すい式は穴が大きくしかも一点に集中していくので、お湯を注ぎ圧力がかかると下へ下へ行き、抵抗が小さいぶん落ちるスピードは? 早いということになりますね。

 

安定していれるには台形の1つ穴、または3つ穴のほうが向いていますが、ゆっくりや早くいれることができる「遊び」が多いのは 円すい形になります。
上から見た写真 左 台形1つ穴 右 円すい式
IMG_4962

 

横から見た写真 左 台形1つ穴 右 円すい式
IMG_4963

 

エピローグ

だいたい皆さんの入り口は台形のドリッパーからだと思いますので、なれてきたなぁ~もうちょっと遊んでみたいなぁと思ったなら、円すい形にぜひチャレンジしてみてくださいね。楽しいですよー♪

 

いつもありがとうございます
焙煎アーティスト 島規之

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

no image

昨日の続き ではないですが

 今日もお客様がカプチーノのオーダーをされたので 下手なりにカプチーノアートして サーブさ

記事を読む

コーヒーの粉に入っている「皮」の正体

皆さんは「正体」という字を見て、とっさに思い出すものは何ですか?   今、僕は

記事を読む

好きな豆を選べない方へのアドバイス

プロローグ コーヒー豆って、どうやって好みを見つければいいか、わかりにくいですよね。 聞きやすい

記事を読む

開封しなくても冷凍保存!~粉で購入編~

僕は掃除するのが好きな方で、お店の掃除はほとんど僕がしています。 朝、焙煎が終わると開店前の掃除を。

記事を読む

中煎りと深煎りのコーヒー豆 どっちが人気があるの?

昨日は休日でしたが、午前中は障がい者支援施設とコラボしているカフェBeで月イチの会議でした。

記事を読む

コーヒーとスィーツのマッチングとは?

プロローグ 今日は1月17日 阪神淡路大震災から20年の月日が経ちました 当時僕は西宮の中国料理店

記事を読む

道具は大事にするからこそ 最高のパフォーマンスを見せてくれる

プロローグ 昔から磨くことが好きで いや磨いて輝きをみるのが好きなのかなぁ 小学生の頃は自転車 青

記事を読む

甘いは美味しいの判断材料に

昨日のお休みは、門真運転免許試験場へ。 免許の更新でした。   そして、その待ち時間の間に

記事を読む

コーヒー好きな方へ贈りたい、コーヒーギフトに役立つちょっとしたヒント

プロローグ 島珈琲はコーヒーギフトにも力を入れています。 始めた頃は、折り紙が嫌いだったので包装

記事を読む

焙煎度合いに対して挽き方を変えるべきか

昨日はお休み。 午後、学校から帰ってきた娘と公園で少し遊び、カミさんのお母さんがスシローで御馳走して

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
今年チャレンジしようかと考えていること (5204)

日曜日は日曜日だけが営業日のお店、豊中市にある岡町本店にてこのブログを

 島珈琲で一番深煎りの豆は?(5203)

あっというまに1月も最後の土日となりました。   来週には2

ちょいちょい変わるコーヒーの味覚 (5202)

今年はスギ花粉の飛散が早く、しかも多いとのこと。   僕自身

今年も淡々と (5201)

最近「痩せました?」と言われることが多い僕であります。  

ブラジルはグリーンアップル23-24にチェンジします (5200)

娘はこの春から中学生に。   年末に中学校の制服も仕立てても

→もっと見る

PAGE TOP ↑