ブレンドに使っているいつもの豆が手元にないときは (5449)
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例えばブラジルの単品だけでは醸し出せない味わいを何かを足して、新しい味わいを作る、のがブレンドです。
もちろん単品には単品の良さがありますが、ブレンドには何といっても複数の銘柄が奏でる味わいの重厚感が持ち味だと思ってます。
ただ単に混ぜ合わせればいいというわけでなく、お料理と一緒で匙加減がありまして、相性の良いもの良くないものなどあり、それらを考えて巧みに組み合わせることで妙味となります。

配合率
配合率とは、ブラジル何%コロンビア何%エチオピア何%などと、ブレンドの割合を決める率でして、もちろんこれはブレンドによって全然違うわけでですが、昔からよく用いられるのは4銘柄を使い40%・30%・20%・10%で、この配合率は昔のコーヒー本ではよく紹介はしてました。
その配合率だと味わいが安定するから、というのを何が読んだ記憶があります。
配合率にそって、いつものブラジルとかコロンビアなどを合わせていくのですが、その銘柄がいつもある、とは限りません。
例えば入荷が遅れるとか
直近の身近なことで例えると、いつも使っているコロンビアコーヒー、島珈琲ではナリーニョエキセルソを使用しているのですが、普通なら11月末か12月上旬には、輸入されたあと検疫など経て出荷されるのですが、今回は2月になると商社さんから聞いてます。
なぜか?というと、治安悪化でコーヒー生豆の輸送に護衛をつけないといけない事態となっており、それで遅延しているとのことです。
港が混んでいるとか、コンテナが足りないとか、海路を迂回しなければならない、など、そういった外的要因などで遅延があったりすることが昨今増えております。
そうすると、いつも使っている豆がないとか、なくなる、ということが起き、ブレンドのいつも味わいを作れなくなることになります。
そんな時はどうするか、似た味わいの豆を代用するしかないわけで、配合率を少し変えたりしてですね、同じ味わいに近づくようあるものを使って組み替えていきます。
なんとかコロンビアは2月まで繋げられる契約残数があるのですが、しかし少しセーブしていかないとそこまでは繋いではいけません。
ブレンドの味わいを大幅に変えることはなりませんので、うまいこと配合率を動かして、似た味わいの銘柄でカバーすることが必要となり、そこはブレンダーとしての腕の見せ所でもあったりします。
コーヒーは自然の恵みのものですので、同じ銘柄でもいつも同じ味わいではありませんが、イレギュラーがあっても必ずストライクゾーンに投げ込む味わい作りを、積み上げた経験から島珈琲では行っています。
まだまだいろんなイレギュラーはあると思いますが、柔軟に対応して都度乗り越えていく、そんな姿勢の島珈琲であります。
それでは、今回はこのへんで。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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