コーヒー豆の裏作とか表作とかの話
まずはご連絡から。
6月の末に大阪の北港か南港かで、サミットが開催されます。
この期間、大規模な交通規制がかかりまして、その間の発送をどうするか迷ってました。
島珈琲はゆうパックを利用していて、期間中、郵便局は稼働しているおり、荷物の受け取りはしてくれますが、お届け先さまにいつ届くかわからない、とのことでした。
島珈琲のお客さんに「商品が届くのがいつになるかわかりません」なんて、お客さんにそれはちょっと言いたくないので、それならストップしようと思い決めました。
6月27日木曜日から30日土曜日まで通販の発送はストップさせて頂きます。
31日、7月1日の日曜日、月曜日はもともとの発送定休日ですので、7月2日から発送再開となります。
業務用卸の発送は、西濃運輸さんで可能ですので、卸のお客さまはオーダーを頂いても大丈夫です。
大変申し訳ございません、ご迷惑をおかけしますが、ホームページからの通販のご注文は6月25日までに頂けると有難く思います。
勝手申し上げますが、よろしくお願いいたします。

コーヒー豆の裏作、表作の話
2018-2019に出来た、今年入港されたブラジルを焙煎して飲んでいて、今年はちょっと個性が弱いかなぁって感じました。
僕が合ってるのがどうがわかりませんが、今年は裏作かと感じてます。
農作物は、1年ごとに味わいが良い時、そうでない時、を繰り返していると学びました。
今年は、どちらかというと裏作なんではないか、と思ってます。
コーヒー豆は、コーヒーの木になる果実のそのタネで、木から果実を採り、皮をむいて果肉を除去し、タネを取りだして、精製され脱穀されて、やがてコーヒー生豆として輸入されてきます。
コーヒー豆も農作物なので、表作の時もあれば裏作の時もあり、豊作の時もあれば不作の時もあり、年によっていろんな違いがあります。
昨年はわりと各国のコーヒーの味わいの個性が良く出ていた、と思ってますので、今年はその裏側、裏作になるかと思います。
ここからが腕の見せどころ!
豆の個性が弱い年だから、じゃあ黙って指をくわえて見てろというのか、というのそれじゃあね、プロとしてなんやねん、って話です。
ブレンドなら味わいの調整をして、焙煎にもそれ相応の工夫をして、持っているものをフルに引き出しながら、足りないところは腕や経験でカバーし、美味しいを作り上げていくのが職人です。
今年は豆が裏作だから、なんてお客さんには言い訳にしかなりませんのでね。
ということで、僕も試行錯誤しながら調整しています。
ただ、今現在がまだ新旧入れ替わる端境なので、これから様子を見ながら、ですね。
美味しいコーヒーで、沢山の笑顔を作る、これが僕の仕事。
美味しいを追究していきたいと思います。
島珈琲の味わいはいつも「ブレンド花」がベースになっています。
これが美味しく整ったら、だいたい全部整うので、ブレンド花は毎日欠かさず飲んで、微調整を施しています。
ということで、父の日ギフトラストスパートです。
それでは。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

島 規之

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