4℃上げてみました
公開日:
:
coffee, カフェインゼロコーヒー
昨日はお休みでしたが、岡町本店で焙煎機のメンテナンスを。
日曜日だけの稼働なので、高槻店ほど汚れはなく、始めるとそうですね3時間くらいでできてしまいます。
更に深くメンテナンスをする時は、もう少し時間がかかりますが、岡町本店はアフターバーナーと呼ばれる焙煎時に出る煙を焼いて匂いと煙を消してしまう装置を付けており、それのおかげで掃除が思いのほか楽ちんなんです。
岡町本店でメンテナンスを終えたあとは、実家でお昼ご飯をよばれ、母と少し話をして帰宅しました。
来週にはコーヒーシロップ無糖の仕込み焙煎がありますので、これでばっちりですね。
美味しいの焼き上げますので、ご期待ください。
さて、今回のブログは4℃上げてみました、というお話です。

何を4℃上げたん?
ですよね。
はい、実はですねカフェインゼロコーヒーの焙煎止め温度を4℃上げてみたのです。
焙煎温度とは、焙煎中のコーヒー豆の温度ですが、マシンによって温度には違いがあるのですが、高槻店の焙煎機の場合、中焙煎、中煎りですね、の焙煎止め温度は188℃前後。
中焙煎のコーヒー豆はこの豆温度付近で状態を見て、よし、と思えば焙煎機のハッチをあけて釜で煎られているコーヒー豆を出し、冷却します。
この温度帯で味わいが決まるのですね。
深焙煎のコーヒー豆の場合ですと、豆温度は205℃前後になります。
それでカフェインゼロコーヒーは今まで196℃で、焙煎止めをしていたのですが、どうしても僕自身に引っかかる味わいがあったのです。
ほとんどの方が気にならないところかもしれません。
だけど僕はずっと気になっていて、試行錯誤していたのですね。
それが焙煎止めの焙煎温度を4℃上げたら解決したのです!
4℃差でも変化する味わい
焙煎温度が高くなるということは深焙煎に近づいていることで、少しずつ苦みも形成されていきます。
カフェインゼロコーヒーの味わいは中焙煎と深焙煎の中間くらいを狙っていますので、調整の過程でも豆温度を上げ過ぎて深焙煎にはしたくはないのですね。
いろいろ考えながら、僕が気になる味わいが感じないように、調整していたのですがこれでOKのはずです。
焙煎止め温度を4℃上げて、200℃で釜だしして味わってみると、更に美味しくなりました。
その違いはおそらくお客さんにはわかりにくいものではありますが、自分の中では納得いくものとなったので、ほっとしております。
この後、もう一度ハンドドリップして味見して間違いのないようでしたら、4℃アップでの調整で完了となります。
ただ、今カフェインゼロコーヒーはコロンビアとブラジルのブレンドですが、もう少しするとチェンジとなってホンジュラスとブラジルのブレンドに変更になります。
また微調整が必要となりますが、そこでも美味しいをお届けできるように徹底してやりますね。
ということで、カフェインゼロコーヒーの味わいが更に良くなりました!という内容でした。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。

島 規之

最新記事 by 島 規之 (全て見る)
- コンビニコーヒーのちから (5216) - 2025年2月9日
- カフェインゼロはなぜ艶なしブラック? (5215) - 2025年2月8日
- ブレンド花の味わい2025 (5214) - 2025年2月7日
関連記事
-
-
古材に囲まれてコーヒーを愉しむ
毎日が割とリラックスして過ごせるのは、これはコーヒー屋の特権かもしれない、と思うことしばしば。 コ
-
-
なぜ500グラムだとリーズナブル?
昨晩はカフェBeのスタッフとミーティングどうしたらお店がよくなって みんなハッピーになる
-
-
高槻店のグァテマラと岡町本店のグァテマラ
本日は日曜日ですので、日曜日だけが営業日のお店、豊中岡町本店へ来て焙煎が終わり10時より営業開始して
-
-
なぜコーヒーに砂糖を入れるようになったのか
基本的に僕は、コーヒーをブラックで飲みますが、やっぱり疲れている時なんかは、生クリームと砂糖を入れた
-
-
来年に、考えていること
島珈琲高槻店はもうすぐ8周年です。 実は、出店する時にお店の内外装を整えるため、その資金を銀行さんに
-
-
島珈琲のグァテマラ、来年くらいに銘柄がチェンジします
昨晩は高槻店の業務終了後に、YouTube自家焙煎島珈琲chの動画を撮りました。 今回はコーヒー「豆
-
-
今期も良いグァテマラ1年分、確保しましたよ!
島珈琲といえばグァテマラ。 と言われるくらい、かどうかは知りませんが、島珈琲の主力はグァテマラです
-
-
毎月の季節のブレンド どんな感じでブレンド作っているの?
体調が芳しくありません。 連休前からのバタバタで疲れが出てしまったようです。
-
-
中煎り・深煎り、それぞれの魅力とは
島珈琲では、中焙煎(中煎り)と深焙煎(深煎り)と大きく2つの味わいに分けて、メニューを構成しています
-
-
エスプレッソは深煎りで
昨晩は焙煎機のメンテンナスを。 帰るのが遅くなり、一人でご飯を食べていると娘がテーブルにやってくる。
- PREV
- 全員に好かれようと思わない
- NEXT
- ミルで変わるコーヒーの味わい