コーヒー計量スプーンは各メーカー違いがあるのでご注意を
この土日、大阪は4週間ぶりに晴れの予報。
日曜日がずっと雨でしたからね。
今朝は今日と明日の土日の販売分、しっかりと愛情込めて焙煎しました。
密にならないように気を付けて営業しますね。
さて、今回は計量スプーンについてのお話を。
僕自身が思う、一番持っていて欲しいコーヒー器具はこの計量スプーン。
計量がまずバラバラでしたら、味わいは一定になりませんので、抽出する道具以外で、これだけは必ず持っておいて欲しい器具です。
ただしメーカーによって違いがありますので、ご注意を。
今回は違いについてです。

メーカーによって主張がある
コーヒー計量スプーンはメジャーカップとも呼ばれています。
以降、メジャーカップと言いますね。
メジャーカップは各メーカーによって違いがあります。
それは各メーカーによる自身が作り出している抽出器具において、この量が適正だろうとことからです。
写真の黒のものはポダム社のもので、これは1杯7gになるように作られています。
ポダムはフレンチプレスを作るメーカーですね、粉を器具の中に入れてお湯を注ぎ、3分経ったらギュッと押してそしてカップに注ぐあの器具です。
この器具に対してはメーカーは1人分7gがメーカー推奨の量ですよ、ということでメジャーカップは1杯7g設定となっています。
白の三角のものはメリタ社のもの。
メリタは1つ穴のドリッパーで、ペーパーフィルターの生みの親の会社。
こちらは一杯8gが定量として推奨しておられます。
次にカリタ、カリタは同じく台形のドリッパーのタイプで、出口が3つ穴のタイプ。
銅のメジャーカップがカリタ社のものですが、こちらは1杯10gを推奨しています。
各社それぞれでしょ。
島はどう思う?
僕はですね、カリタの同メジャーカップを使用していますので、1杯10gが僕がオススメするコーヒーの粉・豆の量になります。
1杯分は10g、2杯分を一度にドリップする時は18g、ちょっと減らすのがコツです。
倍量にしていくと濃くなるので、少し減らすといい塩梅になります。
ですので、一度に沢山の量を抽出する方が経済的なのです。
でもおうちでは、そんなに一度に沢山飲む機会もないと思いますので、無理に経済性を優先させなくてもいいかと思います。
つど美味しいコーヒーを淹れて、淹れる時の香りも楽しんでくださいね。
僕の場合、お客さんには10gと言ってますが、僕自身が飲む時は12g程度入れて飲んでいます。
ちょっとだけ濃いめがの方が好きなんですね。
ですので、味わいのお好みの濃淡は、粉もしくは豆の量で調整してお好みの味わいにしてください。
ということで、メジャーカップはメーカーによって違うので気を付けてください!というお話でした。
それでは、良い週末を。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。

島 規之

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