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歳を重ねてコーヒーも薄味好みなってきた

公開日: : coffee

さて前回のブログでは、焙煎機のバーナー部のメンテナンスについて触れました。
バーナー内部に入っているカスを取り出したのですが、その写真を今回は撮っておいたのでご覧ください。
こちらです。

 

 

ちょっとわかりずらいと思いますが、これだけのカスがバーナーの内部に入っているのですね。
根気よくブロアーで吹き出させました。

 

ドラムにはパンチングの穴があいているので、その穴からコーヒーの皮が落ちてくるのですね。
バーナーから炎が上がっている間は、カスは入ることはないのですが、冷却や焙煎と焙煎のインターバルでのバーナーから炎がでてない時に入っていくのです。

 

焙煎機はこうしたメンテナンスをマメにしまして、美味しいをキープします。
さて、最近僕自身の好みが変わってきたなぁという話を書いていきます。

 

 

若い頃は?と思っていた

 

今同じ歳になってなるほど、なんて思っていますが、僕がそれなりに若かったころ現在の僕と同じくらいの年齢のコーヒーマンの方が、結構薄味のコーヒーを飲んで、どんな時もテストしてはったんですね。

 

こんな薄味で味わいがはっきり取れるんやろか、と訝しく思ったものでした。
それはそれで美味しいのですが、若い時の僕にはちょっと物足りなく感じていました。

 

いろいろ好みがあるので、好みの違いだろうと思っていました。
でもね、最近自分の今まで通り出る来るレシピが、濃いく感じるのです。

 

焙煎度合いとかもともとの濃さではなく、粉の量で調節する濃淡の方です。
いつもよりちょっと減らして少し薄くするくらいが丁度良いのですね。

 

それに気が付いて、そうか先輩方もそうやったんやな、そして僕も同じ道を通っているんやな思いつつ過去を思い出したということなんです。

 

焙煎を変えたりはしません

 

僕もだんだんとコーヒーの好みが薄味になっているやなぁ、今になってその時の同じ年齢の方の気持ちがよくわかります。
若い頃は濃い1杯が欲しかったのですが、年齢を重ねるごとにだんだんと薄味に。

 

深焙煎のモノもちょっと粉の量を少なくして作るのが丁度良く、自分の味わいの好みが変わってきつつあることを改めて認識した次第です。

 

ですが、だからと言って焙煎自体には変化を施すことはしません。
粉の量で調節して味わいの濃淡を調節することで、なんら問題はありません。

 

味わいの好みが変わったということを認識してですね、味つくりを行っていきたいと考えています。
なんかね、急に濃いく感じるようになったんです。

 

でも、それは僕の中での話で、豆がとか、焙煎でそうなったとかではないのでね、ご安心ください。
こうして変わるんだなぁと、今回は自分の味わいの好みの変化を書きました。

 

皆さんはそうしたことありますか?
それでは、今回はこのへんで。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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