焙煎機のバーナー部分の掃除は必ず月1回
昨晩は高槻店の営業時間が終わり片付けレジ締めした後、焙煎機のバーナー部分のメンテナンスをしました。
営業時間中にちょっとしていたので20時過ぎには終了しました、トータル1時間くらいの作業です。
この部分はメンテンナスは美味しいを作る、というところに直結はしていませんがバーナーから炎が綺麗に立つことで、ちゃんとエネルギーの伝達が行われます。
なのでバーナー部分のメンテナンスは大事なところなのです。
バーナーの小さい噴き出し口に、コーヒー豆についている皮が入るのですね。
それをブロアーと呼ばれる、パソコンなどの手入れに使うギュッと押したら空気が出て埃を飛ばしてくれるやつね、あれでバーナー1列1列にブロアで何回も何回も空気を押し込み、中に溜まっている皮を外に出します。
腕がなかなかに筋肉になるんです。笑
ドラムがパンチングになっている
コーヒー豆がドラムの中に入り、そのドラムには羽が溶接されているのですが、その羽で攪拌されています。
下から都市ガスを熱源としたバーナーからの熱が当てられて、焙煎が進んで行くということになります。
そのドラムなんですが隙間のない鉄板でできているのではなく、パンチングつまり細かく小さい穴がいくつもあるドラムになっていって、ドラムの中にコーヒー豆が入っていてグルグルと回され熱が当たることになり、その熱でコーヒーについている皮が取れて細かいものがパンチングから下に落ちたり横にある隙間に溜まったりするのですね。
バーナーの中に入るのは、バーナーから火が出ている時ではなく、たぶん焙煎が終わりドラム内を冷却しているときに空回ししているのですが、その時に隙間に溜まっている皮やドラムに残っている皮がバーナーの中に入るのだと思われます。
で、バーナーの中に入ったものと隙間に溜まっている皮の燃えカスを、ブロアや掃除機や刷毛を使って除去する、これがバーナーのメンテナンスになります。
毎月1回
ペース的に毎月1回、時間を見計らってしています。
こんなことを知ってもコーヒーが美味しくなるための何かにはなりませんが、美味しいコーヒーを焙煎するためにはこんな大変なメンテナンスがあるんだ、ということ知ってもらうとまた美味しいの感じ方が変わってくるのでは、と思うのです。
美味しいに、それだけ手間暇かかているのだと。
焙煎テクニックは技術だけでなく、こうした日々のメンテンナスも含めてテクニックです。
美味しいと喜んでもらえるなら、このメンテンナスでの筋肉痛もどうってこないのです。
味わいを安定するため、より深くするために、こんなことをやっているということを知ってもらえればと思い、今回はメンテンナスのこと書きました。
来月は焙煎機全体のメンテンナスです。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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