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アイスコーヒーは細挽きで

公開日: : 最終更新日:2020/08/13 coffee, ドリップコーヒー

娘と僕の誕生日は近くて、昨日、合同誕生日会を家族でしました。

 

あっというまに8歳。
スマホに入っているの娘の動画。
2歳、3歳・・・そして今。

 

ほんとうにあっというまですね。
自分の時間もあっという間だけど、同じだけあっという間なんですね。

 

先日、僕の誕生日にプレゼントと一緒にくれた手紙には、コーヒー屋になりたいです、と。
新しいコーヒーを作ります、とも。

 

いつも見れるところに大事にしまってます。
コーヒー屋になってもいいし、別の好きな道ができたら進めばいいし。

 

娘の未来が楽しみです。
振り返れば超特急で過ぎていく時間、だからこそ今、娘と過ごせる時間を大事にしたいなぁと思ってます。

 

さて最近、店頭でアイスコーヒーの淹れ方について聞かれることが、頻繁にあります。
なので今回は、アイスコーヒーの淹れ方について書いていきますね。

 

 

アイスコーヒーは細挽きで

 

写真はコーヒーミルの挽目を調整するダイアルですが、Fineと書かれているのがわかるでしょうか。
Fine=細挽き、の意味で、ほとんどがミルもしくはコーヒーグラインダーの目盛りの若いところ、1に近づいているところになっているはずです。
基本的にミルのダイアルにある挽目の番号が、若いほど細挽き、真ん中あたりが中挽き、番号が大きいほど粗挽きになっている、と理解してください。

 

で、アイスコーヒーの場合、粉にする時は島珈琲では細挽きにしています。
なぜか、それは粉を細く挽けば挽くほど、同じ分量で中挽きなどと比べた時、濃い味わいになるからなのです。

 

アイスコーヒーは冷たーくするので、冷やした時に味わいがぼけないように、濃いめに抽出するのですね。
ですので、粉の量を多く使うという手もありますが、経済的なことも考えて、1杯分なら12グラムのコーヒー豆を細挽きにして、100ccから120ccくらい抽出し、氷で冷やし作りますます。

 

ハンドドリップで淹れる時は、なるべくお湯をゆっくり時間をかけてドリップしてみてください。
お湯と粉の接触時間が長いほど、濃い味わいに出来上がります。

 

細かく挽くことで抵抗ができ、下に落ちるまでの時間がかかる、つまり接触時間を長くすることも細挽きにする理由の1つでもあります。

 

受けポットに氷を入れておくか、それとも出来上がって冷やすか

 

どちらでも構いません。
アイスコーヒーは、ドリップし出来上がったホットコーヒーを急冷する方が、美味しくできると僕は思ってます。

 

その面から考えると、受けポットに直接氷を入れて、ドリップを氷に落とすのは良い手段だと思います。

 

ただドリップをどこで終わらせるのかがわかりにくい、ので何回か試して味見をすることが必要となります。
氷をどの程度入れてどこで終わらせると美味しいのか、など。
そこが唯一のデメリットでしょうか。
でも、それは自分のパターンを作ってしまえば問題のないことですね。

 

出来がってから冷やすのは、氷がパンパンに入った耐熱グラスに出来上がったコーヒーを注ぐのが良い方法ですが、氷がかなり必要となる、ということがデメリットですね。

 

自然冷却、または水をはったボールに付けて粗熱を取り、そして冷蔵庫で寝かせる方法。
これが一番楽なやり方ですが、急冷に比べやや味わいに締まりがなくなってしまう、ように僕は感じています。

 

手間をかけ味わいを取るか、手間を省いて楽を取るか、こればっかりはそれぞれの生活のシーンに合わせて選んでもらえば、と思います。

 

ということで、質問の多かったアイスコーヒーのことに関して、今回はまとめてみました。
素敵なコーヒーライフを過ごしてくださいね。

 

それでは。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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