なんでコーヒー豆から脂が出るのか
最近は高槻店に通勤するのに、バイクと自転車と併用しています。
自転車の日は、先日購入した折りたたみ自転車で。
折りたたみ自転車、この小ささが良いですね。
僕は20インチの自転車に乗っているのですが、これがまたいい。
早く走ろうにも走れない。
こいでも車輪が小さいから、ひとこぎでもそんな距離が伸びない。
信号が変わる、急げって思ってこいでもこいでもそんなに距離は進まない。
ならば、ゆっくり行こうとなって、とにかく安全運転になれますね。
超安全運転で自転車に乗り、その速度の風景を楽しみながらこいでいます。
折りたたみ自転車もいいですね。
さて、今回はなんでコーヒー豆から脂がでるのか、を書いていきます。
気温が上がるにつれてよく出てきます
脂が出るのは、だいたい深煎り=深焙煎のコーヒー豆です。
深焙煎のコーヒー豆は条件が同じなら、中焙煎のコーヒー豆よりも長く熱にあたっています。
熱にあたって化学変化を起こし、コーヒー豆となるのですが、その熱にあたる時間が長いと繊維質で出来ているコーヒー豆は、熱にあたる時間の長さによって繊維が弱くなります。
そして気温が高くなれば、食品というのは気温の高さによって何らかのダメージを受けます。
そして劣化スピードも上がるということです。
その劣化から自分を守るために、コーヒー豆自ら脂を出し豆をその脂で包むことにより、外気からのダメージから身を守ろうとするわけなんです。
ですので、冬よりも気温が高い夏場の方がより早くコーヒー豆の脂は出てきます。
コーヒー豆も実は生きているんですね。
僕たちに美味しさを届けようと、脂を纏ってダメージから身を守ろうとしているんです。
すごいですよね。
特にアイスコーヒー用の深煎りの豆は多い
アイスコーヒーは苦い方がパンチがあって美味しく感じますよね。
なので、超深焙煎のコーヒー豆が使われることが多く、島珈琲でもアイスコーヒーのブレンドは超深焙煎のコーヒー豆をブレンドしています。
他のグァテマラやマンデリンなどの深煎りのコーヒーよりもアイスコーヒー用の豆は更に、脂が出ています。
アイスコーヒー用の豆は更に深く焙煎するため、すなわち熱を多くあたっている分、脂の出る量もまたかくの如しなのです。
脂が出ているからよくないと耳にすることがありますが、そうとは言えないのですね。
焙煎してすぐでも脂が出ている豆もあるくらいですからね。
身を守るためにコーヒー豆は脂を出している。
焙煎してから日の浅い鮮度の良いコーヒー豆の場合は、その脂は特に問題ありませんのでね、ご安心ください。
コーヒー豆に出ている脂のお話でした。
それでは、今回はこのへんで。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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