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島珈琲の美味しさの秘密 ステンレスシリンダーにあり!

公開日: : coffee, 焙煎アーティスト

前号(昨日)のブログがややマニアックな内容になったので、この号も思い切ってマニアックな方向で書こうかな、と。
昨日書き上げてから、そんなことをふと考えたので、じゃあたまには超マニアックに書こうか、ということでお付き合いください。笑

 

島珈琲高槻店の焙煎機は、富士珈機という国産のコーヒー機器のメーカーのもので、焙煎機やコーヒーミルなどを製造販売している歴史ある会社です。

 

島珈琲高槻店の焙煎機はステンレスシリンダーという、ステンレス製の釜の仕様。
シリンダー=釜は鉄製が多いです。

 

高槻店の焙煎機は、ステンレスシリンダーの1号機で言わばテスト機を兼ねたものでした、プロトタイプですね。
今では、どなたでもオーダーが出来るようになっているはずです。

 

なぜ鉄製ではなく、ステンレス製なのか、それは僕の求めていた美味しさにドンピシャだったからのなのです。

 

 

ステンレスシリンダーは蓄熱が少ない

 

高槻店の焙煎機は、富士珈機さんのノーマルタイプのものより、バーナーから立つ炎が低くなるようになっており、釜とバーナー部から更に距離を置き、しかもカロリーは20000カロリーとノーマルのタイプよりほぼ2倍以上の熱の力があるタイプとなっています。

 

遠火で強い熱を送り、焙煎します。
ステンレスシリンダーは釜自体の蓄熱が少ないので、電動熱による焙煎、金属から伝わる熱伝導、つまりフライパンで肉を焼くような感じではなく、イメージとしては熱風式のオーブンで肉を焼くような感じで、熱を全体に柔らかく当てて味わいを引き出します。

 

バーナーから出る、熱カロリーが強いと、それだけ香りを強くし、コーヒーの個性的な味わいの要素をグッと引き出せるのですね。
ただ強いだけだと、コーヒー豆を焦がしてしまうので、バーナー部と釜の距離を取って、焦げて嫌な苦みがでないように焦がさず上手に焙煎できる位置をキープしてます。

 

これによって、個性的な味わいを引き出し、香りも引き出しながらも、全体的に優しい味わいを再現できるのですね。

 

ただし、ピーキーである

 

ピーキーとは、ある一定の範囲では素晴らしい力を発揮するが、その範囲外になると極めて操縦性が低くなる、確かそんなことを書いてあったと思うのですが、釜の内部の温度を保持しないので、ステンレスシリンダーは蓄熱性が少ないからですね、釜内の温度が結構急激に変わるので、焙煎と焙煎の間のインターバルには、気を使います。

 

熱カロリーも強いので、ちょっとした操作で味わいがガラッと変わってしまうので、操作には気を使いますが、それを差し引いてもむちゃむちゃ面白いマシーンです。
何事にも敏感に反応する、って感じですね。

 

ですので、ある程度コーヒー焙煎の経験がないと、ちょっと扱いにくいのが、このステンレスシリンダー内蔵の焙煎機なのです。

 

1日に何杯飲んでも飲み飽きない味つくり、何杯飲んでもしんどくならない味つくり、何杯飲んでもって限度はあると思いますが、そんな味つくりを目指す僕にはうってつけのマシーンなのです。

 

今朝は、バーナー部分をメンテナンス。
明日は煙突掃除です、頑張ります。

 

ということで、島珈琲の美味しさはこのステンレスシリンダー内蔵の焙煎機に秘密がある、というマニアックな内容でした。

 

それでは。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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