そぎ落としてシンプルに辿り着く
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焙煎アーティスト
コーヒーの焙煎が好きで、好きが高じてコーヒー屋、焙煎屋を始めました。
島珈琲を開業して、もうすぐ20年に。
始めから今の味わいではなく、焙煎機も何台か買い換え、そして今の味わいに辿り着きました。
昔は、自分だけしかできないテクニックを身に着けたくて、焙煎機の操作もかなり複雑にしていました。
ある地点で火力を変え、ある地点で送風を変化させ、1回の焙煎で焙煎機にかなり触れていました。
複雑にすることで俺しかできない技がある、なんて自慢に思いたかったわけです。
より複雑にすることに目が向いていました。
しかしです。

そうすると、ミスしたところがわからない
例えば、コーヒー豆を焙煎して、焙煎が上手くできているかチェックするために、コーヒーを淹れて飲みます。
香りの出方が弱かったり、何か違和感があると、思ったた時にどこが良くなかったのか、がわかりにくいのです。
頭の中で、こうだからこう、こうしたからこうなる、といろいろ考えてそしていろいろ試すわけですが、もうそうなれば迷路です。
こうしてこうなったけど、今度はここがなんか良くない。
だったらここをこうして、となると結局、元のやり方がわからないくらいになり、焙煎で悩まされることになるのです。
そのことに気づいてからは、とにかく焙煎機に出来る限り触れる回数を少なくし、送風を調節するダンパーや、火力を最低限の調整にしました。
するとどうでしょう、こうじゃないと思った時の修正にかかる時間が見違えるほど短くなりました。
複雑から出来る限りシンプルな操作方法へ変更することにより、操作方法におけるミスすもほぼなくなりました。
知れば知るほど、シンプルへ
無駄を削ぎ落していく、そうするとシンプルになって行く。
これは焙煎だけではなく、どんなことにもそうだと思っております。
無駄が悪いわけではないですが、無駄に、というか蛇足的なことって物事をよく見てみたら、たぶんいっぱいあると思うのです。
考え方だってそう。
無駄に、と思うところがいっぱいあると思うのですね。
だからシンプルに、シンプルにと意識してみる。
そうすると、いろんなことに影響がある、と経験上そう思ってます。
あれこれ考え過ぎずにシンプルに、それが自分の辿りつきたいところへの一番の近道なのでは、と僕は考えています。
焙煎から学んだ、削ぎ落としてシンプルに辿り着くについてでした。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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