個人店が少なくなれば街は面白くなくなるよね
昔と比べるのはよくないとは思うんだけど、昔と比べてコーヒー関係の機器が高くなったと感じてます。
感じているというか、事実なんですが、例えば島珈琲岡町本店で使っているコーヒーミルの刃。
カット刃というノーマルのものとは違うものを入れておりますが、この刃を作る工場が倒産し、新しい所でメーカーさんはその刃を作ってもらっているそうですが、その価格がビックリするくらい高値になっているのです。
聞いた時、腰ぬかしそうになりました。笑
刃だけではなく、焙煎機だって。
僕が島珈琲を開業した2002年の時の頃を思えば、随分と今と違うなぁと。
それで何を思うのかというと、すごく開業しづらくなっていると感じるのですね。
だって個人で開業しようと思えば、コーヒー機器を揃えて、なんだかんだと必要になって、すごくハードルが高くなっていると感じてます。

だけど個人店が少なくなれば
街はつまらなくなるはずです。
大手チェーン店があることはありがたいです。
どこで食べるにしても、価格を知っていたらお店に入りやすいし、好みの味わいであること知っていれば失敗することもないし。
僕も利用しているので、その存在は非常にありがたいです。
しかしです。
大手チェーン店しかない街だとしたら、なんと個性のない街でしょうか。
全国にあるお店だけがあるとして、個人店である、個性あるお店がないと街は、どこでもある街になってしまうのかと。
だからこの大変であるご時世ですが、僕の、島珈琲のような個人店は頑張らないと勝手に思うわけなのです。笑
昨日、配達先で
同じ個人店であるコーヒー豆を配達しに行き、たまたま店主さんにお時間あったので、いろいろお話してました。
かつかつで大変やけど、大変やからこそいろいろ考えて行動に移すと。
ほんとうにそう、かつかつやけど、やっぱりいろんな状況に負けてられるか、って思うんですよね。
同じような個人店の店主さんとお話していると、みんなで頑張っていかんと、と鼓動するのです。
個人店がいきいきしている街で、そんなお店の何か力になれるように、僕も頑張るでー!とお話していてそんな力をもらった、という今回の内容でした。
もっともっと皆さんの力になれるように、努力しますね!
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。

島 規之

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