*

煎りが同じだからと言って、同じ色にはならない

公開日: : coffee

今朝はドリップバッグの焙煎をしました。
ドリップバッグとは、器具がなくてもお湯とカップがあればOKの簡単便利な商品。

 

高槻店で焙煎したものを、翌日に粉にして、工場に出荷、そして1個ずつ島珈琲オリジナルパッケージ包装してもらい、そして帰ってきます。
島珈琲のオリジナルドリップバッグは、マイルドとビターの2種類。

 

昨晩はビターの焙煎を。
今朝はマイルドの焙煎を。

 

写真はマイルドの焙煎豆です。

 

 

混合焙煎と略して混バイ

 

島珈琲オリジナルドリップバッグのマイルドは、ブレンドです。
ブレンドの配合はブラジル、コロンビア、タンザニア、で構成され、島珈琲のラインナップにあるブレンド花にあたります。

 

混バイとは、焙煎する時にすでにブレンドになっているもので、焙煎する前のコーヒー生豆(なままめ)の段階でブレンドし焙煎することを指します。

 

各々の産地のものを単品で焙煎して、そしてブレンドする方法をアフターミックスといい、島珈琲では基本アフターミックスを採用していますが、ドリップバッグは今回からこの混合焙煎の方法へチェンジしました。

 

それでですね、写真をよく見て頂きたいのですが、同じ中煎り=中焙煎の度合いで、焙煎止めをしているのにも関わらず、色が揃っていないのですね。

 

同じ焙煎でも、銘柄によって色付きが違う

 

写真を見ると濃い茶色、明るい茶色がありますが、濃い茶色はブレンドに配合されているタンザニア、明るい茶色はコロンビアとブラジルなんですね。

 

面白いでしょ。
どうしても中煎り=中焙煎の場合は、こうして色のバラツキが起きてしまうのですね。
ですが、味わいには影響はありません、見た目の問題ですね。

 

深煎り=深焙煎だとそこまで差がでないのですが、中煎り=中焙煎ではけっこうはっきりでます。

 

ちょっと知っていると面白いかなぁと思って、今回は書きました。
明日はこのマイルドを粉にして、工場へ出荷します。

 

島珈琲のオリジナルドリップバッグ、バレンタインとかホワイトデーでも人気なんですよ。
それでは。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

アメリカーノのとは

腰が痛いのです。 昨晩、娘が寝ながらコロコロと転がってきて、僕の肩に顔を乗せてスヤスヤと。 &nbs

記事を読む

コーヒー豆で浮き出るオイルは古さの証?

本日、司法書士さんに会社設立つまり法人化ですね、その書類などを提出してもらうことになっておりますので

記事を読む

コーヒーの香りを引き出す

6月に入り、急に蒸し暑い日が多くなった高槻です。 お元気でお過ごしでしょうか。   5月の

記事を読む

じょうぶだよ!

  はい みなさん こんばんは♪ じょうぶになりました! 何が? 豆袋がです 右が新しくな

記事を読む

ドリップで薄味と濃味を作るちょっとしたコツ

プロローグ 3歳の娘がなぜかよくわかりませんが、ニトリが大好きでしょちゅう近所のニトリに連れて行け

記事を読む

最近の僕の好みのコーヒーはというと

昨晩、高槻店の業務終了後、掃除をしてから店を閉め、バイクで帰路に。 途中、家の氏神さんである高槻・野

記事を読む

シーンで分けてみる お好みのコーヒーの味を探すためのヒント

実は苦味があるとか酸味がある、というのは僕たちプロからするとどちかといえば、ネガティブな表現なのです

記事を読む

こだわりのひとつ (5238)

今朝は焙煎する量が少なかったので、焙煎を終え開店前の掃除を終え9時頃に一旦店を出て、高槻天神さんへお

記事を読む

コーヒー器具で必ず持っていて欲しいもの

昨日、そばかりんとうの入荷を伝えながらこっそりと、コーヒーの価格改定をしますということもお伝えしまし

記事を読む

ブレンド風 プラス (4743)

昨日は、午後から雨天とはなりましたが、友達家族と島家族でひらパーことひらかたパークへ。 園内はびっく

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
伴って (5450)

あまり口にしたくないですし、あまり耳にもしたくない、そんな今回のブログ

ブレンドに使っているいつもの豆が手元にないときは (5449)

ブレンドとは何かと何かを足して相乗効果を得て、深みを増すものです。 &

何気ない父の言葉 (5448)

昨日は定休日を利用して、岡町本店の焙煎機のメンテナンスをしました。 &

焙煎機のメンテナンスをする道具たち (5447)

日曜日は日曜日だけが営業日のお店、岡町本店に本日も朝7時頃に到着しまし

岡町本店の焙煎機のメンテです (5446)

次の月曜日のお休みには、岡町本店の焙煎機のメンテナンスを行う予定として

→もっと見る

PAGE TOP ↑