夏のコーヒー豆は脂のまわりが早い
夜、いつも娘が、一緒に寝ようと言います。
僕はビールを食らいながら、ご飯を終え、お風呂に入り、そして上がった後は焼酎のロックを楽しみながら本を読む、という寝る前のパターンがあるのですが、娘の寝る時間は21時くらいなので、お風呂から上がるとすぐに一緒に布団へ向かうことになります。
そこで少し遊んでから、娘が寝たの見計らって布団から離れ、いつものパターンに入ろうと思うのですが、うっかり一緒になって寝てしまっている僕です。
本が読めないー!と思ったりしますが、娘がこんなことを言ってくるのもあっという間、そんな時間も大切にしなきゃなんて、朝起きて思っていたりします。
明日からもう9月、朝晩だけでも涼しく過ごしやすくなってもらいたいものですね。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。
夏のコーヒー豆は脂がまわるのがはやい?
コーヒーの豆になぜ脂がでてくるのか、は以前、何回かブログで紹介してきました。
簡単に説明すると、顕微鏡で見るとよくわかるらしいのですが、コーヒー豆は繊維質のかたまりなのですね。
焙煎によって、その繊維質を伸ばすわけですが、深焙煎=深煎りのほうが、中焙煎=中煎りよりも熱にあたっている時間が長く、よって繊維質が熱にながくあたっている分、繊維質が弱くなるのですね。
それを自衛するために、特に深焙煎の豆は脂をだして豆を自らコーティングし、外気などから自分を守るために脂が出るのですね。
ですので、浅煎り、中煎りよりも深煎りの豆の方が、脂でテカテカになっている、というわけなんです。
夏の方が脂のまわりがはやい
これはそれぞれの季節の気温に左右されるわけでして、夏は暑く、冬は寒い。
「劣化」を考えた時、食品にとってどちらの季節の方が劣化しにくいでしょうか。
そうです、そうですよね、冬の方が寒いから食品の劣化するスピードも遅いですよね。
コーヒー豆は?そうです、こちらも食品です。
ですので、夏に空調が効いていたとしても、冬の方がやっぱり食品の持ちは良いですよね。
脂は自衛するためと説明しました、そうすると夏の方が脂が早く出て、冬は比較的ゆっくりになる、と言っても疑問に思うところはないかと思います。
実際にお店に並べているコーヒー豆を四季を通じて観察していると、いろんなことが分かってきます。
夏は暑いので、特に深焙煎のコーヒー豆は脂のまわりがはやいですね。
冬はゆっくりです。
そんなコーヒーの脂についてのお話でした。
さて、今日も娘と撃沈してしまうかな。 笑
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之
島 規之
最新記事 by 島 規之 (全て見る)
- ゴールデンウィークの準備はばっちりです (4940) - 2024年4月24日
- 悩むマンデリン (4939) - 2024年4月23日
- 特にカーブは汚れが溜まりやすい (4938) - 2024年4月22日
関連記事
-
TANPANLABへ 島珈琲のコーヒー豆 渋谷上陸
昨日と今日は高槻店のご来店がめちゃめちゃ多く、感謝感謝です。 加えて本日は発送が沢山あったので、ブロ
-
コーヒー、情報収集 (4681)
昨日はお休みで、丹波篠山へお墓参りに行く予定でしたが、5時半に起きた時に雨の様子だったので一度キャン
-
年内最終発注が迫ってきました (4807)
家から高槻店までは、バイクでいつも来ています。 毎年、12月はもう少し厚着をしているの
-
自家焙煎コーヒーとは、なんぞや
プロローグ 自家焙煎とは何か。 僕のお店も屋号には、自家焙煎がついており 自家焙煎 島珈琲 とな
-
初めて選ぶハンドドリップで使うドリッパーの選び方
プロローグ もうすぐ4歳になる娘と話していると、面白い。 昨晩、娘と話をしていると「空からはチョ
-
カフェにおけるコーヒーマシンとハンドドリップの抽出、どっちが美味しいの?
最近、ありがたいことにカフェやレストランで使うコーヒーを島珈琲のコーヒー豆で、と言って下さるシェフや
-
お店における、ブレンドの立場とはなんでしょうか?
エピローグ コーヒーのブレンドとはそもそも何なのか? 例えばブラジルだけでは甘みが足りない、その
-
カップに残る甘い香りの余韻も楽しんでください
昨晩、眠りの中でうっすらと腕が重いなぁ、と感じる。 夢の中の出来事か、それが現実か、よくわからない狭
- PREV
- 島珈琲社会貢献部の活動、まずは職業体験を受け入れることに
- NEXT
- ないことを見るのではなくて