ドリップポットの口(首)の太さの違いを考える
綺麗ですね。
これどこだかわかるでしょうか。
実はこの写真は北海道の摩周湖。
摩周ブルーが鮮やかですね。
実はこの写真、島珈琲のコーヒー豆をお使い頂いている、北海道は屈斜路湖畔の森の中に佇む、コーヒーと手作りスィーツのお店「Coffee&Sweets 花音」のオーナーさんから送って頂きました。
はぁーもうこれは行きたくなる、吸い込まれるブルーですね。
花音さんの詳しい情報はこちらです。
あー北海道、いいなぁ。笑
ドリップポットの口の部分を考える
ドリップポットの注ぐお湯が出るところを口、鶴のような口に見えるから、つる口と僕らは読んでいますが、その胴体につながるまでの部分はなんていうのか。
調べてみてもちょっとわからなかったのですが、ゾウの鼻のようでもあるし、鶴の首のようにも見えるし、首の部分でいいのかな。
写真のように、同じつる口でも、胴体につながっている部分から細くなっているタイプ。
それから写真手前ですね、胴体とつながっている部分は太いけど、じょじょに細くなるタイプ。
どちらがどうなのか、を今回は説明しますね。
ドリップするときは、注ぐお湯の線を細くするのが良いのですが、そうなると口がより細いタイプが良くて、胴体からつる口まで細く伸びている方が安定して細い線でお湯を出すことができ、優しくドリップすることができます。
安定したお湯の細さを求めるなら、写真の奥の胴体からつる口まで細いタイプがいいでしょう。
胴体からつる口に向かってだんだん細くなるタイプの長所は?
ポットを傾ける角度や勢いによって、ドバっとお湯がでてしまいますので、上の細いつる口のタイプに比べると、細い線でお湯を出すことはテクニックがいります。
このポット利点は、例えば1杯分だけではなく、時に4杯分を一気にドリップするな併用するときは便利なのです。
胴体から細いタイプは傾けても、スピードはちょっと上がりますが、胴体から太くなってじょじょに細くなるタイプのポットのスピードとはかなり違います。
複数杯一気にドリップするときは、1杯分の時よりもお湯を注ぐスピードを上げないと、ドリップが終わるまでに時間がかかりすぎるのですね。
ですからお湯を注ぐスピードも上げることになりますが、細いタイプだと比べて時間がかかってしまうのです。
僕の所見では、1杯分もしくは2杯分くらいのドリップがメインなら、胴体から細くでているつる口のタイプをおススメします。
一杯分もドリップするけど、結構4杯分5杯分を一気にドリップすることもあるなぁという方は、写真手前のような、胴体につながっているところは太く、そして口に向かって細くなるタイプのドリップポットがおススメです。
昨日、お客さんとお話していたことを書いてみました。
参考になれば嬉しいです。
それでは。
いつもありありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之
島 規之
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