島珈琲の焙煎機は2台 味わいの違いは?
日曜日は、日曜日だけが営業の岡町本店に来て、こちらはコーヒー豆の販売だけで喫茶コーナーはありません、高槻店はカミさんに手伝ってもらっていますが、岡町本店は僕一人で営業しております。
実家がこの岡町本店の近所にあり、今日はカミさんと娘がおじいちゃんおばあちゃんと一緒に過ごしています。
先ほど、娘が岡町本店に来て僕が焙煎する様子を見てました。
大きくなった時、この記憶はどんなふうに映るかな、なんて思ったり。
本日は、岡町本店の焙煎機でコーヒーシロップ無糖の仕込み焙煎、プラスお店での販売分、合わせて60キロ弱のコーヒー豆を焙煎しました。
島珈琲では高槻店と岡町本店、それぞれに焙煎機を1台ずつ設置しています。
何がどう違うのか、を今回は簡単にお伝えしますね。

岡町本店の焙煎機
こちらは10年前に買い替えた通算4代目の焙煎機。
二重シリンダーという釜を装備し、火力もアップ、それに伴い風力(排気能力)もアップしています。
高槻店をオープンするときに、ほんとうはこの焙煎機を持っていく予定でしたが、岡町本店に焙煎機がないとなんとも迫力がない、と随分悩みまして、結局、銀行さんがお金を貸してくれることになったので、このまま設置しておくことになり、高槻店で新たなコーヒー焙煎機を設置しました。
岡町本店の場所は一応、商店街ですが、ほぼ住宅街なので焙煎で出る煙やにおいなどで問題が出ないように、アフターバーナーという消煙機を設置しています。
さてこちらの味わいはというと、焙煎機によっても味わいの出方が違ってくるのですね、どちらかというと味わいがどっしりとなる感じです。
コーヒーを抽出し、液体になるわけですが、その時にコク、濃度ですね、が増すのが岡町本店の焙煎機です。
ですので、島珈琲のボトル濃縮コーヒーであるコーヒーシロップは無糖も加糖も、必ずこちらの焙煎機で焙煎し、そして工場へ出荷して加工してもらいます。
高槻店の焙煎機の特長は?
なんともややこしい話ですが、本店は岡町で、島珈琲株式会社の本社は高槻店なのですね。
過ごす時間は、高槻店の方が多く、島珈琲のメインの焙煎機は高槻店の方になるのですね。
こちら高槻店の焙煎機は、釜の部分はステンレスシリンダーを採用。
岡町本店の焙煎機がコクなら、こちらはキレやシャープさ、そしてコーヒー豆の味わいの個性を更に引き出す能力があります。
岡町本店で販売している中焙煎=中煎りは、すべて高槻店で焙煎したものを持ってきています。
特に中焙煎では、力を発揮してくれる高槻店の焙煎機。
もちろん深焙煎でも個性的な味わいを引き出してくれます。
どちらもタイプは、国産フジローヤル社製の5キロタイプです。
互いの仕様が違う、ということになります。
操作も少し違うので、時々混同しそうになるのですが、どちらも島珈琲の大黒柱として頑張ってくれています。
今日もコーヒーシロップの焙煎、美味しく焼けました。
それでは。
いつもありがとうございます
焙煎アーティスト 島 規之

島 規之

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