コーヒー豆の銘柄によって、なぜ焙煎度合いが違うの?
昨日は高槻店が終わった後バイクで、高槻・芥川町にあるセレクトショップ&カフェ「テマヒマ」さんへ、コーヒー豆の配達に行ってきました。
今年10月1日オープンされ、ランチは予約しないと食べられないことも多々あると。
すごい人気ですね。
とっても嬉しいです。
高槻の人気カフェになりますね、きっと。
テマヒマさんには、オリジナルブレンドを。
深煎り=深焙煎のブレンドで、とっても好評だとお聞きし、ほっとしております。
僕の焙煎したコーヒーが、お店のお手伝いができたたなら、ほんとうに嬉しいです。
ランチのご予約は11時半のスタートのみなら可能ということですので、予約して行った方が安心ですね!
人気のテマヒマさんの詳細はこちらからどうぞ。
https://www.temahimaselect.jp/
さて、島珈琲のコーヒー豆をお使い頂いているカフェ、もしくはレストランは総じて、深焙煎の方が多いです。
業務用卸では、中焙煎=中煎り よりも 深焙煎=深煎りの方がやや人気のようです。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。
コーヒー豆の銘柄によって、なぜ焙煎度合いが違うの?
例えば島珈琲のコーヒー豆メニュー表を見てみると、中焙煎にはあるけども深焙煎にはない、またその逆のものもあります。
ブラジルは中焙煎、深焙煎ともにラインナップされていますが、タンザニアというコーヒーは中焙煎のみ。
マンデリンとグァテマラは深焙煎のみ、中焙煎にはラインナップされていません。
これはどういうことかというと、ブラジルは割とオールマイティの選手で、同じ銘柄の豆でも中焙煎でも深焙煎でも、どの焙煎度合いでも良い味わいをだしてくれます。
タンザニアというコーヒーは、これは僕の好みですが、深焙煎よりも中焙煎でその魅力を発揮できると考えてますので、深焙煎に出来ない事ないのですが、深焙煎ははずしております。
マンデリンはその逆で、中焙煎よりも深焙煎の方が魅力が上と僕は考えますので、深焙煎のみのラインナップ。
要はその銘柄に合わせて、魅力を一番引き出せるところを重視している、といいうことです。
そして僕の好みでもあります 笑
その豆その豆に、美味しいポイントがある
焙煎度合いは一般では8段階あるのですが、その中で自分がここだと思うベストを探すのですね。
深焙煎でその魅力を発揮するもの、中焙煎で魅力を発揮するものそれぞれです。
人間だってそうでしょ、かけっこでも長距離が得意な人、短距離が得意な人、それぞれです。
いいところを引き出すのが、焙煎職人の腕の見せ所なのですね。
その豆が持っている長所を、最大限引き出すことを考える、それがコーヒー焙煎という作業であり、技でもあるのですね。
美味しいって喜んでもらいたい、笑顔になってもらいたいですもんね、僕のコーヒーで。
そのためにいつもコーヒー豆の味わいのベストポイントを探している、ということなんですね。
コーヒー豆の銘柄によって、なぜ焙煎度合いが違うのは、その美味しさである長所がそれぞれに違うから、そんなお話でした。
それでは、良い週末を!
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之
島 規之
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