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ハンドドリップにおける「蒸らし」にはどんな役目があるのか

昨晩は、パワーポイントで資料を作成していました。
慣れない手つきで、本を見ながら、そうかそうしたらいいのか、などと一人相づちをしながら。

 

それをする前にパソコンを見つけた娘が、パソコンに興味津々のようでパワポになにやら入力して遊びはじめました。
娘はまだ幼稚園なので、識字が不完全なのですが、なにやら文字を選びながら遊んでいました。

 

こうした子供世代は、スマホやパソコンが日常に当たり前にある世代であり、更に、大人になればもっとハイテクノロジーなモノが出来ているわけで、僕たちとはまるで違う成長の過程を過ごすのだろうなぁなんて思いながら、パソコンで遊ぶ娘を微笑ましく見ておりました。

 

5年後だって、テクノロジーの進化はどうなっているかわかりませんもんね、ついていけるように頑張って勉強しよ。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

蒸らしにはどんな役目があるか

 

ペーパードリップをする時、ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、そして粉をセットする。
お湯の用意ができれば、一湯目、粉を湿らす程度のお湯をドリップする。

 

その時に出来れば、下の受けカップに一滴か二滴、ポタッポタッと落ちるくらい、が本当は良いらしいですが、それはかなり高度な技ですので、それを意識して出来るだけ下に落ちない程度を目指してください。

 

さぁここから、今まで書いてこなかったところです。

 

蒸らし=プレウェッティングと言いまして、または予備湿潤とも言われます。
一般的には「蒸らし」と言って会話しております。

 

で、この蒸らしは何のためか、今まではコーヒーの成分をしっかり抽出するための準備体操みたいなものです、と説明してきましたが、もうちょっとこの部分の核心に触れて説明していきますね。

 

 

 

良い味わいを作るため

 

良い味わいを引き出すための蒸らし、コーヒー豆が持っているフレーバー出しやすくするため、などいろいろあるのですが、実はコーヒーの粉が均質な沪過床を形成し、バイパスの発生を少なくさせ、均等な抽出が行われるのです。

 

要約するとですね、蒸らしをすることで抽出にムラができないようにちゃんとした、お湯の流れる道がつくられる、ということですね。

 

バイパスというのは周り道、つまりいらぬ道を通って下に落ちるのを防ぐ、このために蒸らしがある、ということなんですね。

 

コーヒーの粉の層にお湯が通り、そのお湯がコーヒーの液体となるわけですが、その沪過するための正しい道を通すために、蒸らしがある。

 

蒸らしの効果は、ちゃんとした沪過層(床)の道を作るためでもある、ということです。
ですので、蒸らし=1湯目、粉全体を少ないお湯で湿らせ30秒ほど待つこと をして美味しいコーヒーライフをおくってくださいね。
 

何でもそうですが、理由を追及していくと面白いものですね。

 

コーヒーのこうした所作もテクノロジーの進化と共に、どうかわっていくのか。
手作りの部分は変わらないでしょうかね。

 

ということで蒸らしの役目のお話でした。
それでは。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ
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