容量の分からないカップに、適量のコーヒーの粉を知る方法
昨日は高槻店終了後、10月1日に高槻芥川町にオープンする、セレクトショップ&カフェ テマヒマさんへ、コーヒーの淹れ方などのアドバイスに行ってまいりました。
彩り豊かな器も販売されるのですが、もちろんコーヒーカップも素敵な器でご提供。
素敵な空間に素敵なカップたち、非日常な空間でのんびりできる、そんな素晴らしいお店になる予感。
さて、特にそうした焼き物のコーヒーカップの場合、カップの容量がわかりにくいですよね。
マグカップのように、コーヒーカップ2杯分の量が入るのか、それとも違うのか、そんな時にどうしたらいいか、を今回は説明しますね。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。
まずそのカップに水を入れる
そのカップにどれだけのコーヒーを注ぎたいのか、なみなみと、それとも7分くらい、人それぞれだと思います。
そのカップに注ぎたい量まで、水をまず注ぎます。
そうしてそれを計量カップに移して、何ccかを計ります。
昨晩は200ccでしたので、200ccの場合の粉の量はいくらになるか、という計算を書きますね。
120ccが1杯分のコーヒー量として、それに10g、これが僕の定式です。
200cc ÷ 120cc = 1.666・・・200ccは120ccの1.6倍になりますので、粉も1.6倍にするということで、10グラム×1.6倍=16グラム、200ccのコーヒーを淹れるのに16グラムの粉が必要となります。
200ccを1杯とする場合、1杯あたりの粉の量は16グラム必要となります。
まずこれで1回淹れてみて、味わいの濃淡を調整したいときは、粉の量を増やしたり減らしたりして調整する、そうお伝えしております。
2杯分3杯分まとめて淹れる場合
200cc入るカップで3杯分、一度に淹れる場合、単純に粉の量を3倍にするのが正解でしょうか。
違いますよね、3倍の粉の量ですと、出来たコーヒーが濃い味わいになってしまいます。
なので粉の量を少し減らして、僕なら40グラムで抽出すると思います。
で、出来上がった味わいを確認して、粉の量を減らしたり増やしたりし、味わいの濃淡を調整します。
同じく、この場合で2杯分を淹れる時は、28グラムくらいで良いのではないでしょうか。
粉の量が増えると、お湯とコーヒーの粉との接触する時間が長くなるため、コーヒーは濃くなるのですね。
ですから一度に2杯分、3杯分を淹れる時は、倍量で計算するのではなく、粉の量を少し減らすのですね。
一度に数杯分淹れる方が、経済的です。
今回はこの太文字のところと、容量が分からない時の方法を、頭に入れといてもらえたらと嬉しいなぁ思います。
コーヒーライフが楽しいものになりますように。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之
島 規之
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