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前号ハワイ・コハラ・アラビカでお話しした「在来種」って何?

公開日: : 焙煎アーティスト

昨日はカフェBeが夏休みで、高槻店が終わったあとレジ締めに行く必要がなかったので、そのまま家路につきました。

 

晩ご飯のあと、娘と遊び、一緒に寝ようと言うので布団へ。
娘が寝たら本を読もうと思っていましたが、うっかり一緒に撃沈してしまいました。

 

今、読んでいる本は「織田有楽斎」、一度読んだ本ですが手に取って読み始めたら止まらなくなりました。
戦国時代の時代小説が好きなんですね。

 

有楽斎は織田信長の弟で、織田長益ともいい、どちかというと茶人でした。

 

織田信長の気性とは全く正反対のようで、思い出しながら読んでいます。
ブログを上手に書くためには、沢山書くことも必要ですが、沢山の文を読む、ということも大事ですね。

 

時間のあるときは、好きな時代小説を読むようにしております。
さて今回は在来種のお話。

 

コーヒーの在来種とは、昔からあった品種のことです。
戦国時代でいうと、家系図があるわけで、コーヒーの品種にもこの家系みたいな種の系列があります。

 

今回はそこのところのお話です。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

 

 

コーヒーの在来種とは何か

 

簡単にお話していきますね。
まずコーヒーには三大種があり、アラビカ種・ロブスタ種・リベリカ種の3つがあります。

 

島珈琲が使うのは、そのほとんどがアラビカ種です。
アラビカ種の中でもいろんな種があり、今はほんとうに沢山あると思います。

 

全部把握できないくらい、かと。

 

なぜ増えているのかというと、交配させて、例えば生産性や耐病性を持たせたり、実が付くまで5年かかるのを1年2年で実が育つようにしたり、と様々な理由でアラビカ種の中でもいろんな種が増えた、という理由です。

 

そのなかでも、見かけることがある在来種の名前はブルボン種・ティピカ種です。

 

アラビカ種の中の在来種で純血の種、であるということですね、それがブルボンとティピカ。

 

では、なぜこの在来種が価値とされるのか、というとですね、耐病性に難があり、栽培するほうにすると難しいのですね、そしてコストがかかるためです。

 

美味しさはどうかというと、栽培される環境において味わいも変わるので、全てとは断言できませんが、コーヒーの本来の甘さや香りの強さなどは、ブルボンやティピカのものは今までの経験の中で、他のモノと比べ力強さを感じました。

 

世界的なコーヒーブームに乗って

 

更に在来種の価値は高くなったと思います。

ですので、価格も当然上がっており、手に入れることは簡単ではなくなったはずです。

 

日本だけではなく、世界的に見ても農家離れの話を聞くわけで、耐病性に劣る在来種を育てることは、農家さんもいろいろ大変なわけなのですね。

 

なのでどんどん希少性が高くなっている、ということなのです。

 

そのティピカだけでも価値があるのに、ハワイ島のコーヒー生豆が手に入るかもしれない、というのは真、価値があるのですね。

 

詳しくは前号のブログを見て下さいね。
https://blog1.shima-coffee.com/?p=18734

 

ということで、またちゃんと決まれば報告しますね。
どんな焙煎をすると良いかなぁ、と頭は焙煎のことでいっぱいです。笑

 

良い豆を焙煎できると思うとワクワクします。
お楽しみに。

 

それでは、このへんで。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島 規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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島 規之

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