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ビジネスに愛は必要か

公開日: : 焙煎アーティスト

ブログを始めようと思ったきっかけは、コラムを読むことが好きだったから。

 

コラムを読むことが好きで、ブログという自分のメディアを持ったとき、あっ自分のコラムを書くことできるやんか、と思ったことがきっかけの一つだったと記憶しています。

 

新聞のコラム、僕は特に石井英夫さんが書く産経抄から、多くの影響を受けました。

 

現在は実家に行ったときなど、読売新聞の編集手帳を必ず読んでいます。

 

コラムって、入り始めが遠いところから、そして段々と伝えたいところへゆっくりと近づき、最後それが言いたかったのか、なるほどって感じの構成が多いですよね。

 

なかなかに高等テクニックで、マネをしてみるけども、やはり僕はまだまだなぁなんて思います。

 

今回は先日読んだ、読売新聞の編集手帳について。
ビジネスに愛は必要か。

 

こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

 

 

ジャズの巨人と言われたジョン・コルトレーン

 

その回の編集手帳では、ジャズの巨人と呼ばれたサックス奏者、ジョン・コルトレーンの新曲が見つかったことについて書かれてありました。

 

そして終わりの部分をそのまま引用しますね。

 

亡くなる前年66年、コルトレーンは来日している。
記者会見で音楽で何を伝えたいか聞かれ、こう答えた。
「愛。愛が中心です。」
ただならぬ愛なき事件の報に痛くなるばかりの胸に、その人のサックスがこいしい。

 

もうね、憎いほど終わり方が上手いですよね。
コルトレーンの話から、現在に起こるただならぬ愛のない事件に対しての筆者の想い、そして今の世の中を表現する術。

 

そのうまさに、ため息がでました。

 

全文を読みたい方は、2018年6月9日の読売新聞朝刊の編集手帳をお読みくださいね。

 

エクスペリエンスマーケティングの略して、エクスマの創始者でマーケティングの師匠でもある、藤村正宏先生もよく「愛を届けることが大事」 ということを言われてます。

 

その教えに沿って今までも大事にしてきましたし、そしてこれからも「愛」を大事にしていきます。

 

ビジネスで愛が必要か聞かれれば、もちろんイエスです。
僕の場合、コーヒービジネスを通じて愛を届けることこそが、僕のビジネスの本質だと思ってます。

 

愛のない機械的なビジネスなのか、人には温度があるその温度のあるビジネスなのか。
僕は人として温度のある、そして愛のあるビジネスを選択します。

 

愛は伝えないと伝わらない

 

恋愛でもそうじゃないですか。
どれだけ気を寄せているように見えても、いやそれは僕の勘違いだろう、ってことがだいたいじゃないですか。

 

思い違いなんて誰にでもあるでしょ。

 

その逆もあると思いますし、結局は「好きだ」って伝えないと、その人があなたのことを本当に好きかどうかは伝わってこないし、逆もまた真なりで、伝えないと伝わらないですよね、核心の部分は。

 

だから僕はブログやSNSって、とっても有効な手段だなぁって思ってます。

 

お客さんに愛を、それは恋愛ではなくて、素敵な時間をこのコーヒーで過ごして欲しいとか、仕合わせな時間を過ごして欲しいだとか、香りに癒されて欲しいだとか、そんな僕からの愛をこうして伝えることができるのですからね。

 

これからもブログやSNS、そしてリアルな場面でも、コーヒー豆とコーヒーを通じて、そんな愛をお届けしたい、改めてその編集手帳を読んで思いました。

 

あなたはあなたの焙煎したコーヒーで何を伝えたいですか、と今後聞かれれば、「愛。愛が中心です。」と答えますね。(笑)

 

それでは。
いつもありがとうございます。

 

焙煎アーティスト島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ
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