なぜコーヒー豆は購入する都度に挽くのか?
プロローグ
コーヒー屋、コーヒー専門店にとって基本中の基本であり、その都度挽かないってどうなん?と、コーヒー豆を挽いた状態でディスプレイしているなら突っ込んでしまうくらい、コーヒーのプロからすると超常識なことですが、でもお客さまとお話していると、僕らにとって超常識でもお客さまにとっては知らないこともあるのが事実です。
知っている、常識だ、と思って話すことがまず間違いで、知らない人には教えてあげるのがプロの仕事です。
それも言葉を選んで。プロ用語をいかにかみ砕いてその方にわかりやすいように伝えるか、これがプロの仕事です。
ということで、今日はこの題目について書いていきたいと思います。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。
コーヒー豆はなぜ、買う都度に粉にするのか?
コーヒー豆も生鮮食品と一緒で、時間が経つと酸敗(酸化)します。目に見えて分かるものではなく、見てくれではわかりません、そして保存食品という認識が未だ高いです。もう1度繰り返します、コーヒーも生鮮食品と一緒です。
酸敗するわけですから、鮮度が大事になります。
豆の状態と粉状態 さて、どっちが保存に適しているでしょうか?
答えは豆の状態です。酸敗するということは空気に触れることにより、劣化していくということですね。(簡単にいうと)
豆と粉にした場合 どっちが酸敗するスピードが早いか おわかりでしょうか?
そうですね、粉の状態ですよね。なぜか?豆の状態と粉の状態、どっちが表面積が大きいかというと、粉状態ですよね。表面積が多くなると空気に触れる面積が?そうです、広くなります。つまり空気に触れる面が多くなり酸敗するスピードは増していくということになります。
そして、もうひとつ
前にコーヒー豆は繊維の固まりだとお話しました。その繊維と繊維の間にガスが潜んでいて、このガスの強弱ががコーヒーの鮮度の物差しであり、香りなんですね。それを粉にするということはカットするということになります。これが顕微鏡で見た時のコーヒー豆です。
つまり、繊維に潜んでいる香りと鮮度の状態を粉にするとき、繊維がカットされることで放出することになります。挽いた時にぶわっと部屋中が香るのはそのためですね。
豆の状態ですとそのガスをためて置くことができる ということです。でも豆の状態でもちょっとずつガスは抜けていきます。
エピローグ
購入の都度毎にコーヒーの粉にするのは、ディスプレイに粉状態で置いていないのは、できるだけ鮮度の良い状態のコーヒーをお渡ししたい そんなおもてなしなんですね。
これが都度粉にする理由です。
自分で書いていて案外、奥が深いなぁなんて今更ながら思いました。笑
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之
島 規之
最新記事 by 島 規之 (全て見る)
- QR決済 復活してます! (5537) - 2026年2月25日
- 現在、店頭でのQR決済がご利用できません (5536) - 2026年2月24日
- あと一ヶ月すると (5535) - 2026年2月22日
関連記事
-
-
うまいコーヒーを焙煎するには!
今朝6時頃 高槻店へ向かう朝の風は涼しく これからもこの涼しい朝が続いてくれればなぁ~と 思いながら
-
-
お客様にとんでもないドリップの秘密兵器を教えてもらいました!
ブログネタどうしようかなぁーと、悩んでいたタイミングにお客様が御来店。 コーヒー豆を渡した時に、お
-
-
来期のブラジルの契約 (5416)
島珈琲高槻店の二軒隣りに9月12日にオープンしたラーメン屋の「麺や晴斗」さん、営業している時は昼夜共
-
-
シリンダーの調整 (5345)
昨晩、布団で横になり寝る前に本を読もうと本棚に手を伸ばし、太宰治の「走れメロス」を読むことに。 &n
-
-
こちら100万円のコーヒーミル。粉で買うか、豆で買うか、どっちが良いの?
プロローグ さて今回も質問コーナーです。 いやぁ助かります!笑 ブログネタに困りませんからね、
-
-
コーヒー豆の販売で、豆と粉 どっちで買っていく人が多いの?
島珈琲は2017年の春3月29日で、開業してから15年を迎えます。 岡町本店でスタートして、最初は
-
-
迷ったら迷った味わいになる
これは自分の経験を通してわかったことですので、確信を持って言えることです。 迷ったら迷った味わいがで
-
-
お店を何年やってたって「知られていない」と思うこと
日曜日は日曜日だけが営業のお店、島珈琲岡町本店での営業に来ております。 こちらは2002年にオー
-
-
夏はアイス用の豆が売れるじゃないですか!って本当なの?
プロローグ これから暑くなる季節、コーヒー豆屋は暑さとともに閑散期を迎えます、っていうと、えっアイ
- PREV
- 過度に落ち込まないために
- NEXT
- 楽しい気持ちは伝播して、良い結果を生み出す










RSSフィード