何を言われようが、自信を持って販売することが大事
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焙煎アーティスト
長くやっていると経営の中でのご相談も、お受けすることしばしばです。
おかげ様で2022年3月に、島珈琲は開業20周年を迎えます。
あと1年と半年ほどですね。
そこへ到達することが、今の1つの目標です。
もちろんそこは通過点、そして過程にしかすぎず、まだまだ力のある限り続けさせてもらいます。
長くやってきて大事だなと思うことは、お客さんのためにというところだと思うのです。
それをやっているのは自分のエゴや見栄、自分の為だとしたら、どうでしょうか。
僕の夢は高級マンションに住んで高級車に乗り優雅な生活をする、そのためにコーヒーを売りたいのです、って誰がそんなん応援するんですか。
自分の為になんて思えば、誰も応援してくれない、と考えます。(ちなみにそんな夢はないのでご安心を笑)
大切なのは、僕の作るこの美味しいもので笑顔になってもらいたい、喜んでもらいたい、そう思えること。
そしてそれが喜びであり、作る人の力の源になり、良い循環ができること、これが僕の考えるお商売。
誰かの喜び、これがお商売の潤滑油になる、と。
こうしたことをお商売の考えの基礎として持っている、ということをお伝えして、本題に移ります。
自分の商品に自信を持つこと
先日、これからお店を開業する方が来られ、お話をしてたのですが、自分の作っているものに自信を持つこと、これが大事です、と。
当たり前と言えば当たり前なんですけども、面白いもので、これどうかななんて迷ってたら、迷っているオーラが出てやっぱり売れないもんなんです。
あーでもない、こうでもない、考えることは大事。
でも決めたら迷わないこと、同業者からいろんな目で見られたとしても。
大切なのは同業者からの目ではなく、お客さんの目ですからね。
お客さんがどう感じるのか、どう感じてもらいたいのか。
周りがどうであれ、自分の舌で美味しいと思えば、それが美味しいのです。
それが正解なんです、だから自信を持ってそれを販売することが大事。
もちろん、その為に自分の舌を磨かないといけません。
歯ブラシで、舌こすれって言っているのではないですよ。笑
味覚を鍛える努力が大事なんだと。
お客さんは見透かしてます
自信のないもの、自信のあるもの、知っているのかと思うくらいお客さんは見透かしています。
自信を持って、これ美味しいねん!と思うもの、口に出さなくても伝わるんですね。
だから、自分の作ったモノがいいものである、美味しいと感じるのではあれば、それを迷わないこと。
自信を持って提供することが大事で、逆に自信を持って出せないモノを出しているなんて、お客さんに失礼極まりないことなんですから。
だって、自分自身がお客さんの立場でしたら、大事なお金を出して、その人の自信のないものなんて買いたくないでしょ。
だから、自分が美味しいと思うモノを、大事なお客さんに自信を持って出す、この姿勢が大事なんです。
いろいろ迷うでしょう、でも決めたら迷ったらあかんのです。
後は、ちょっとずつ修正していけばいいのです。
という、誰に向かって書いてるのかわかりませんが、僕のお商売の理論はこのようなものです、と締めさせてもらい今回このブログを作成しているキーボードの手を止めさせて頂きます。
ご拝読ありがとうございます。笑
ということで、今日はお休み、カミさんとランチデートに行ってきます。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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