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違うの?一番美味しい時は焙煎したてのコーヒー豆なのか

昨日は友人たちと西宮・船坂にある古材問屋に行ってきました。
古材問屋のオーナー明木さんは、島珈琲高槻店の店舗設計をして頂いており、もう10年以上のお付き合いです。

 

明木さんのデザインしてきた店舗をいくつも見てきて、自分が新店舗を出すときは必ず明木さんにお願いする!と決めて、5年前念願かなって高槻店をこんなに素敵にデザインしてくれました。

 

だから高槻店は僕のお気に入りの場所でもあるんです。

さてさて友達との様子はこんな感じでした。

 

 


喜んでもらえて何より。
誰かのお役に立つことは、心がなんか豊かな気分になりますね。
良い1日を過ごせました。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

 

 

 

一番美味しい時は焙煎したてのコーヒー豆なのか

コーヒー豆の鮮度と美味しさの関係。
鮮度がいいから美味しいとは限らないけども、美味しいには鮮度の良さが必要であります。

 

鮮度が良いからといって、焙煎がちゃんと出来てなかったり、素材の良し悪しがあって素材によってはどれだけ鮮度が良くても、うーんと思うものもあります。

 

ただし美味しいコーヒーだなぁと思うものには、大抵は鮮度の良いモノである、ということは言えます。

 

では、良い素材(高品質コーヒー豆)で焙煎技術が優れていて、焙煎したてのコーヒー豆ならすごい美味しいのか、というと皆さんはどう思いますか?

 

きっとめちゃめちゃ美味しいのでは?と思うのですが、だがしかしです。

 

焙煎したては若い味

若い味、とは?ですよね。

 

焙煎してすぐのものは鮮度も良くて、お湯をドリップしてもすごく膨らみます、まるで生き物かのように。
だからすごく美味しそうに見えるのですが、だけどなんです。

 

実は焙煎して当日は、上にも書きましたように味が若いのですね。

 

若い味とは、そうですね、十分に味わいがでない、といえばいいでしょうか。
味わいの100%のうち、70~80くらいしか引き出すことが出来ないと言えば分かりやすいかな。

 

ではどうしたらよいのか?焙煎してから約1日くらい立つと、味わいも香りもググーンと伸びてきます。
なので出来るだけ1日寝かすのですね。

 

焙煎してから1日の間はどちらかというと寝かして置いた方がいいのですね。
どうしてそうなるのか、を科学的には説明できないですが、少し寝かしておいた方が、味わいや香りも落ち着くそんな感じでしょうか。

 

焙煎という過程で、熱のストレスを受けたコーヒー豆は、焙煎されて1日くらいはまだ興奮状態にあって味わいを上手く出すことができない、人間で例えるとこんな感じでしょうか。

 

焙煎したてがNO1ではなく、焙煎してから1日くらい寝かしてからの方が味わいは良いということなんですね。

 

コーヒーっていろいろあるでしょ。

 

そういうことがあることを意識しながら、お店ではコーヒー豆の販売やコーヒーを良い状態でお客さんにご提供できるよう考えております。

 

今回はそんな焙煎したてのコーヒー豆のお話でした。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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