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コーヒー焙煎はどこが面白いの?

コーヒー豆屋さんは(島珈琲は)、どちらかというと夏は閑散期です。

 

去年は6月くらいからすごく蒸し暑くなり、ブレーキがかかりました。
今年は7月の中盤くらいでブレーキがかかった、そんな感じです。

 

気候によって動き方が変わるので、過去のお店の流れの動向は目安にしかなりませんが、梅雨が明け、あー夏がきた、今年はどんな動きになるのかな、太陽の陽射しを見ながらそんなことを考えている僕です。

 

今日は久しぶりに焙煎のない日でした。

とっても寂しいです。
コーヒー焙煎を毎日したくてこの仕事を選んだので、出来ない日があると非常に寂しいですし、朝がつまらないです。

 

そんなコーヒー焙煎のどこが面白いところなのか、今回はそこのところをお話したいと思います。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

 

 

コーヒー焙煎作業の進行

焙煎機にコーヒー生豆を投入し15分くらい、焙煎機と向き合っているだけなんですね。
僕の場合、焙煎中はほとんど焙煎機にさわらないので、ほんとに向き合ってるだけです。

 

それの何が楽しいのかというと、行程がシンプルだからとしかお答えできないのですが、焙煎機にコーヒー生豆を投入し、15分間シャカシャカと響く音をずっと聞いています。

 

そこに異音がないか、いつもと違う音はしないか。
コーヒー豆は焙煎中ハゼるのですね、ポップコーンみたいな感じで爆(は)ぜるのですね。
その音がいつもと変わらないか。

 

時間の経過と温度上昇に問題はないかをチェック。
最後、焙煎止めの時、コーヒーの香りをチェックしながら、ここと思ったところで釜からコーヒー豆を出し、冷却に移ります。

 

これで終了です。
ケーキのようにデコレーションするわけでもなく、料理のように切ったりするのもなく、ただコーヒー豆を熱で焙り、膨らませる作業です。

 

コーヒー焙煎の面白みとは

先ほども書きましたが、シンプルだということに加えて、誤魔化しがきかないことですね。
ちょっとした操作でことで、味がガラッと変わることもありますし、自分が思っていた味わいと違った味わいが出来上がってしまったり。

 

何度か書いてきましたが、コーヒー豆の焙煎は焙煎中に味見ができないのですね。
コーヒー豆を焙煎しながら、液体になったときの香りや味わいを頭にイメージしながら、焙煎をコントロールします。

 

そこがきっとスリリングなんでしょうね、そのスリリングさに面白みや楽しさを感じているのだと思ってます。

非常にシンプルな作業ですが、僕もハマってしまったうちの一人です。

 

これを毎日したいから、一所懸命お商売も頑張る、みたいな感じですね。(笑)

そうして僕も楽しみ、そしてそれを飲む方も美味しいねと笑顔になってくれたら、もう最高ですね。

 

焙煎の面白み、そして喜んでもえる嬉しさ、これが僕がコーヒー焙煎を楽しいと思わしてくれる要素です。
閑散期にもめげず(笑)、沢山焙煎を楽しめるように、そして沢山喜んでもらえるように、1日1日を大事にしていきますね!

 

それでは、梅雨が明けて夏本番、暑さに気をつけてお過ごしくださいね。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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