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毎月の季節のブレンド どんな感じでブレンド作っているの?

体調が芳しくありません。
連休前からのバタバタで疲れが出てしまったようです。

 

5月19日金曜日は、奥さまは休みということで僕1人だと、ちゃんと接客ができないのと身体を休めることを重ねて、高槻店の喫茶コーナーはお休み、コーヒー豆販売など物販のみで営業しております。

 

ご迷惑をおかけします。

 

ちゃんと接客できない場合は、おのずと結果お客さんにご迷惑をおかけするので、お断りや、クローズするのは時によっては好判断だと思っております。

 

今日はぼちぼちと物販のみのお仕事をしながら、このブログを書いております。
皆様は気候の変化における体調管理、どうぞお気を付け下さいね。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

 

 

季節のブレンドとは

島珈琲の月替わりのブレンドで、毎月更新しているブレンドです。

 

5月の季節のブレンドは薫風、6月はあじさい、季語を用いてブレンドの名を名付けています。
さて、この季節のブレンド、どんな風にしてブレンド味作りをしているのか、今回はこのお話です。

 

その月の旬なコーヒーをまず選びます。
お米にあたる新米と同じコーヒー豆の新しい豆、新豆が手に入った時、僕が飲んで今この美味しさは旬だ、と思ったコーヒー、例えばブラジルでも違う銘柄が入った時、などなどその時々でピックアップしております。

 

その飲んでもらいたい旬なコーヒーに、ブレンドを施したのが月替わりのコーヒー、季節のブレンドとなります。

 

さてこのブレンド、作る時にどんなことを考えているのか、というと、
・基本的には島珈琲のラインナップにある豆を使用する。
・ブレンドは2種類の豆を使って作る
・組み合わせの相性を考える
・コスト面を考える
という感じです。

 

この4つのことを考えて組み合わせてできる

ラインナップにある豆を使用する、というのも島珈琲のお客さんは、いつも買う豆の定番が決まっているので、他のコーヒー豆には手を出さず、その月だけ販売するコーヒー豆を入荷したとしても、全部使い切れないのですね、これは島珈琲側の事情ですね。

 

2種類で作るというのは、旬のコーヒーに1種類の豆を加えてブレンドを作るということです。
季節のブレンドは、常にブレンドした状態で置いていません。
オーダーがあってからブレンドします。
なので、手早くできるように2種類でブレンドしています。

 

相性を考える。
旬なコーヒーを選び、2種類で合わす場合お互いの豆の相性があります。
個性派どうしなら味わいがケンカする場合もあります。
ここは積み重ねてきた経験を頼りに、味わいを調べ、合わせます。

 

コスト面を考える。
「経営」という2文字があれば、当然コストのことを省くわけにはいかないですよね。
売値と原価のことを考えます、これは一番最後に考えて、OKならメニューを作る、こんな感じですね。

 

ブレンドを作る時に僕が一番重く見ているのが、コーヒー豆の相性です。
ブレンドしても口の中で味わいがバラバラだったら、ブレンドしている意味がないですからね。

 

新しい味わいの創造はこんな風にして行われています。
6月の季節のブレンドは「あじさい」です、お楽しみにしていてくださいね。

 

それではこのへんで。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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