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大小どっち コーヒー豆の大きさ、味わいに関係あるの?

プロローグ

夏の日、クーラーの効いたお店でホットコーヒーを飲むのが好きです。
蝉の鳴き声を聞きながら、口にしているのはグァテマラコーヒー。

 

今回、入荷したコーヒー生豆は特に上質なもので、グァテマラのフライハーネスという地域のもの。
サンフランシスコ農園産で、グァテマラのコーヒーは味わいの繊細さが特徴なのですが、そこに質感を加えてより複雑になった味わいです。

 

静かな時間にゆっくりと味わい、読書や今僕のようにブログを書きながらにもってこいのコーヒーです。

 

甘い香りに癒されながら、今このブログを書いています。
こんにちは 焙煎アーティスト 島 規之です。

 

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コーヒー豆の大小の大きさ、味わいに関係あるのか

島珈琲の場合、コーヒー豆は密閉保存ビンに入れ棚に並べてデスプレイしております。

 

そのビンを見ていると何か気づきませんか。
そうです、コーヒー豆にも地域や国によって、大小の大きさがありますよね。

 

見た目が大きいもの、小粒のもの、その真ん中くらいのもの、と様々です。

 

大きいから味わいがいいのか、小さいからギュッと詰まっていて味わいがいいのか、今回はこのことについて書いていきますね。

 

島珈琲で言うと、マンデリンというインドネシア・スマトラ島のコーヒー豆が見た目が大きいです。
これは品種によるもので、マンデリンはだいたいどの地域のものも大きい豆なのが特徴です。

 

小さいのは、エチオピアモカですね。
こちらの国のコーヒー豆はだいたい小粒のものが多いです。

 

サイズ分けもある

基本的にはサイズ分けをしますが、豆の大きさにより価値が変わる国・地域もあります。

 

#18とか#19というの記号はコーヒー豆の中では大きいサイズになり、その地域や農園での総生産量のだいたい1割か2割しかないため(くらいだったはずです)、価値がつき重宝されている場合もあります。

 

コロンビアなどはスプレモ(大きい豆)エキセルソ(中粒の豆)などと名前で分けられているところもあります。

 

そして現在14年、お店をしていて僕なりの経験論で言わせてもらうと、マンデリンを除いて、大きいよりも小粒中粒の方が美味しいのではないか、というところに辿り着いています。

 

大きいのは見た目が良いですが、野菜とかと同じで大きいのは大味のような気がしています。

 

小粒中粒は山椒じゃないけどもピリリと、旨味が凝縮されていたり香りが良いモノが多いと14年間の中で感じてきました。

 

エピローグ

なので、基本的に僕はコーヒー豆の大きさは「大きい」にはこだわらず、好んで小粒中粒のほうをチョイスしています。

 

もちろん大粒には大粒にしかない味わいがあります。
それを否定しているのではありませんからね。

 

僕の口には小粒中粒の方が好みの味わいだ、と感じているというお話です。

 

以上、コーヒー豆の大きさのお話でした。
アディオース!

 

 

薫る島珈琲をもう一杯。

 

おおきに、いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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