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知っておくと便利、水だしコーヒーのあれこれ

プロローグ

コーヒーブームなのかな、最近よく店頭で水だしコーヒーについて聞かれることが多くなりました。

 

水だしコーヒー、これにもいろいろあってお水に直接コーヒーの粉を浸ける方法もあれば、水出し麦茶のお茶パックと同じ様なものにコーヒーの粉を入れ、浸けておく方法、皆さんよくご存じのポタッポタッと点滴のように落ちて、ゆっくりとコーヒーの粉を通りコーヒーが抽出されるダッチコーヒー、などがあります。

 

どの方法が美味しいのかは好みの問題で、点滴のように落ちるダッチコーヒーは装置、というか器具がなければ作れません。

 

となると御家庭で水出しコーヒーを作るには、直接浸ける方法か、パックに入れて浸けるかの方法に絞られると思います。
基本的なことを今回は説明していきますね。

 

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島珈琲では水だしコーヒー用のパックを使って、水だしコーヒーを作る方法をオススメしています。
写真は水だしコーヒー用のパック(粉を詰める前)です。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

粉に対する水の量

島珈琲の基準では、コーヒーの細挽きの粉80グラムに対して1.3リットル、これで冷蔵庫に8時間程度浸けていると水だしアイスコーヒーが出来上がります。

 

80g=水1リットルが標準的ですが、島珈琲は水だしコーヒーをパックに入れていますので、これが300CCほど水を吸収しているようです。
ですので、1.3リットルにするとちょうど良い味わいでした。

 

その半分でも作れることはできますが、はやり粉の量が多い方が味わいも質感が増え、味に厚みができて美味しいのです。

 

ですので、この量をオススメしています。

 

直接浸ける方法

ガラスのサーバーなどに粉を入れ水を入れて、少しかき混ぜる、そして冷蔵庫で寝かす。
その後、取り出してペーパーで濾す。

 

これはオススメできません。
ペーパーが根詰まりを起こし、最後まで濾すことが出来ないはずです。

 

ですので、直接浸ける場合ハリオさんから水だしコーヒーを作る専用のポットが販売されています。

 

こちらは金属のメッシュになった漉し器にコーヒーの粉を入れ、出来上がったらその金属のフィルターを取り出す、そうして水だしコーヒーを作れるポットです。
使われている方も多いですね。

 

パックにしても専用のポットを使ったとしても、多少は微粉と呼ばれるコーヒーの細かい粉が底にたまります。(ドロッとしたのね)
これは致し方ありません。

 

このドロッとしたのを少なくしたい時は、コーヒー豆を粉にする時、中挽きにすると軽減されます。
島珈琲はコーヒーの粉の挽き目は、アイスコーヒー用の細挽きで水だしコーヒーを作ります。

 

細挽きの方がしっかりとして美味しい味わいになるんですね、但し上記のように底にドロッとしたのは残ります。

 

エピローグ

島珈琲の水出しコーヒーパックはこんな感じで販売しておりますので、よろしければこちらからどうぞ。

 

http://www.shima-coffee.com/qck-0008/

 

水だしコーヒーパックは直接、水にコーヒーパックを浸けるので香りがそのまま移るのですね。
だから香りがすっごく良いですよ。

 

 

薫る島珈琲をもう一杯。

 

おおきに、いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

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エクスペリエンスマーケティング略してエクスマの創始者 藤村正宏先生のスコットブレンド

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

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