*

いつ混ぜてるの?コーヒーのブレンドはいつ行われるか

プロローグ

ご存じですか?ブレンドのルールを。

 

例えばモカブレンドやブルマンブレンド、モカやブルマンなどのある銘柄を冠につけたブレンドは、その冠になる銘柄が30パーセント以上入れる事になったルールがあるですね。

 

余談ですが、極端な出来事でこんな事も昔はあったそうです。
上記ブレンドのルールがある以前、ブルマンブレンドでもブルマンを3粒だけ混ぜて、あとは他の安価のコーヒー豆を混ぜて合わせ、ある程度の高値で売っていた、などという聞き捨てならない話を何かの本で読んだ事があります。

 

今の時代もしこんな事をしていたら、お客様からきっとそのお店は認められないでしょうね。

ブレンドも皆様にとって分かりにくいものかと思いますが、今回はその辺をちょっとかみ砕いて説明したいと思います。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島 規之

IMG_0806

 

まず一番目は産地

お米でもブレンド米というのがありますよね。
○○県○○地区で採れたお米。
小農家さんは販路をもっていないと思うので、JA= 農協ですよね、農協にそれを持っていき、JAはその地域のものをブレンドし、その地域のブレンドのブランド米として市場に販売される、たぶんこんな形だと思うのですが、コーヒーにも同じ様にそうしたコーヒーの生豆の段階でブレンドしているものがあります。

 

逆に大農家などは、ブレンドせず単一農園のものとして販売しています。
グァテマラ・クラシコ農園などと農園の固有名詞が入った名前のものがそうです。
お米で言う、島さんの田んぼで採れたお米(実在しませんよー)、など個人名が入った商品と同じ様なものと考えてください。

 

僕はこれらどちらかを選んで仕入れしています。

 

次にブレンドが行われるのが、焙煎前のコーヒー生豆の段階です。
これはメーカーや焙煎する人により、する人しない人に別れます。
島珈琲はほとんどこの手法は使いません。

 

焙煎の前の計量で例えば4キロの焙煎を行うとき、ブラジル50%コロンビア25%モカ25%など、あらかじめブレンドして焙煎する方法です。
これは業界用語でプレミックスと言われておりまして、焙煎後にブレンドする手間を省け、作業の部分で時間短縮ができる事が長所です。

 

3番目は焙煎後にブレンドする

プレミックスと呼ばれるものに対して、アフターミックスと呼ばれるものがあります。
これは焙煎後にブレンドする方法です。

 

ブラジル50%コロンビア25%タンザニア(キリマンジャロ)25%など、焙煎したコーヒー豆を計り合わせて混ぜます。

プレミックスとアフターミックス、ブレンドの方法はこの2つに別れます。

 

行程を楽にし時間を短縮出来るところが長所のプレミックスですが、そのブレンドとして商品としか活用する以外あまり道がないという、短所があります。

 

逆にアフターミックスは必要なだけブレンドの調合をしたら良い、というロスが少ないという長所があり、いちいち計ってブレンドを作らないといけない、プレミックスよりも手間がかかるという短所がります。

 

しかし、どちらもお店の都合が大きい事で、お客様にあまり関係ない話ですね。

 

エピローグ

これに関してはお客様に全く選択の余地がないので、知っていてもお役に立ちません。
役に立たない、つんまんないブログ書いてしまったなぁ~と終わりに近づくに従って、その思いは強くなりました。

 

今日の記事は、予備知識的な感じですね。あはは。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

マーケティングの師匠 藤村正宏先生のオリジナルブレンドを島珈琲がつくりました!光栄です!
エクスペリエンスマーケティング略してエクスマの創始者 藤村正宏先生のスコットブレンド

 

師匠のブログはこちら
島珈琲さんが作ったボクの「スコットブレンド」
http://www.ex-ma.com/blog/archives/4546

 

購入のご案内はこちら
藤村正宏先生のオリジナルブレンド・スコットブレンド販売します!
https://blog1.shima-coffee.com/?p=13679

 

IMG_0035

 

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

来年のコーヒーシロップは切らさないようにします!

毎年そうなんですが、やっちまったなーってなるんです。 年末にコーヒー豆が足りなくなるとどうしようもな

記事を読む

初めて選ぶハンドドリップで使うドリッパーの選び方

プロローグ もうすぐ4歳になる娘と話していると、面白い。 昨晩、娘と話をしていると「空からはチョ

記事を読む

ギフト ギフト ギフト

 今年はありがたいことにギフトのご注文をたくさん頂いております 小学生のころ 折り紙は大嫌

記事を読む

コーヒー豆の裏作とか表作とかの話

まずはご連絡から。 6月の末に大阪の北港か南港かで、サミットが開催されます。   この期間

記事を読む

コーヒーの抽出温度

 毎日当たり前のように接しているコーヒーだけど コーヒーはほんとに繊細でデリケートだ(同じ

記事を読む

カフェをオープンするときのコーヒー選びも相談にのります!

今朝は奈良県奈良市より、落語喫茶 古々粋亭(ここいきてい)を近日オープンするオーナー井上雅博さんがご

記事を読む

コーヒー豆の販売で、豆と粉 どっちで買っていく人が多いの?

島珈琲は2017年の春3月29日で、開業してから15年を迎えます。 岡町本店でスタートして、最初は

記事を読む

コーヒーを淹れるのに一番難しいと思うところはどこ?

昨日は娘の幼稚園の入園式でした。 年中さんで、今日から幼稚園がスタート。  

記事を読む

コーヒーの焙煎っていう言葉は浸透してるのか

プロローグ 僕がコーヒーの焙煎に興味を持ち始めた頃は2000年代に入る少し前、1990年の中盤でし

記事を読む

チェンジ!新豆 今年のマンデリンが素晴らしい!

僕の日課は、糸井重里さんの「今日のダーリン」を読むこと。 文の構成や書き方が勉強になるし、書いてある

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
ビーンズショップ増えましたね (4914)

本日はカミさんがお休みで、終日僕一人のワンオペとなります。  

ゆったりソファが魅力 高槻・栄町にある「cafe あすてる」さん (4913)

先日のお休みの月曜日に成分献血をしてきたのですが、その血液検査の結果が

コーヒーの味わい 一番変化するところ (4912)

あるキャンペーンに申し込みしてまして、当選結果が3月末に連絡があると。

2024年4月よりコーヒーシロップ無糖が価格改定となります (4911)

昨日はお休み。   カミさんが体調を崩して、一緒に行く予定に

新しい気づき (4910)

月曜日は僕の休日です。   岡町本店も高槻店も定休日で、今日

→もっと見る

PAGE TOP ↑