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いつ混ぜてるの?コーヒーのブレンドはいつ行われるか

プロローグ

ご存じですか?ブレンドのルールを。

 

例えばモカブレンドやブルマンブレンド、モカやブルマンなどのある銘柄を冠につけたブレンドは、その冠になる銘柄が30パーセント以上入れる事になったルールがあるですね。

 

余談ですが、極端な出来事でこんな事も昔はあったそうです。
上記ブレンドのルールがある以前、ブルマンブレンドでもブルマンを3粒だけ混ぜて、あとは他の安価のコーヒー豆を混ぜて合わせ、ある程度の高値で売っていた、などという聞き捨てならない話を何かの本で読んだ事があります。

 

今の時代もしこんな事をしていたら、お客様からきっとそのお店は認められないでしょうね。

ブレンドも皆様にとって分かりにくいものかと思いますが、今回はその辺をちょっとかみ砕いて説明したいと思います。

 

こんにちは 焙煎アーティスト 島 規之

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まず一番目は産地

お米でもブレンド米というのがありますよね。
○○県○○地区で採れたお米。
小農家さんは販路をもっていないと思うので、JA= 農協ですよね、農協にそれを持っていき、JAはその地域のものをブレンドし、その地域のブレンドのブランド米として市場に販売される、たぶんこんな形だと思うのですが、コーヒーにも同じ様にそうしたコーヒーの生豆の段階でブレンドしているものがあります。

 

逆に大農家などは、ブレンドせず単一農園のものとして販売しています。
グァテマラ・クラシコ農園などと農園の固有名詞が入った名前のものがそうです。
お米で言う、島さんの田んぼで採れたお米(実在しませんよー)、など個人名が入った商品と同じ様なものと考えてください。

 

僕はこれらどちらかを選んで仕入れしています。

 

次にブレンドが行われるのが、焙煎前のコーヒー生豆の段階です。
これはメーカーや焙煎する人により、する人しない人に別れます。
島珈琲はほとんどこの手法は使いません。

 

焙煎の前の計量で例えば4キロの焙煎を行うとき、ブラジル50%コロンビア25%モカ25%など、あらかじめブレンドして焙煎する方法です。
これは業界用語でプレミックスと言われておりまして、焙煎後にブレンドする手間を省け、作業の部分で時間短縮ができる事が長所です。

 

3番目は焙煎後にブレンドする

プレミックスと呼ばれるものに対して、アフターミックスと呼ばれるものがあります。
これは焙煎後にブレンドする方法です。

 

ブラジル50%コロンビア25%タンザニア(キリマンジャロ)25%など、焙煎したコーヒー豆を計り合わせて混ぜます。

プレミックスとアフターミックス、ブレンドの方法はこの2つに別れます。

 

行程を楽にし時間を短縮出来るところが長所のプレミックスですが、そのブレンドとして商品としか活用する以外あまり道がないという、短所があります。

 

逆にアフターミックスは必要なだけブレンドの調合をしたら良い、というロスが少ないという長所があり、いちいち計ってブレンドを作らないといけない、プレミックスよりも手間がかかるという短所がります。

 

しかし、どちらもお店の都合が大きい事で、お客様にあまり関係ない話ですね。

 

エピローグ

これに関してはお客様に全く選択の余地がないので、知っていてもお役に立ちません。
役に立たない、つんまんないブログ書いてしまったなぁ~と終わりに近づくに従って、その思いは強くなりました。

 

今日の記事は、予備知識的な感じですね。あはは。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ
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