*

バリスタでもあり、ブレンダーでもあり、ロースターでもあり、そして経営者でもある

よくよく考えたら、いろんなことをしてるんだと思った、そんな今回のお話。

 

バリスタというのはドリップしたりエスプレッソを抽出したり、ドリンクの提供をする人、または作る人。
ブレンダーとは、コーヒーのブレンドの味わいを吟味して作り上げる人。

 

ロースターとは、コーヒー焙煎士。

 

そして経営者でもある、と。

 

個人でお店をするということはなんでもすることであって、掃除も帳簿も在庫管理もそう。
頭の中がすごいことになっているんだなぁ、って改めて思いました。

 

さてそれぞれの役割を、そして想いを今回は書いていきますね。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

 

1杯のコーヒーが出来上がるまで

焙煎士の役割は、コーヒーを美味しく焙煎すること。
一言でいうとこうなりますが、素材選び、素材選びをできるように供給してくれる方との関係作り。

 

焙煎技術、そして焙煎機のことを知り、学ぶこと。
その素材の持ち味をどう引き出すか、これが役割になります。

 

シンプルが故に奥が深いと言いましょうか、誤魔化しがきかないので、だから本気にさせてくれます。

 

ブレンダーの役割は、美味しいブレンドを作ること。
ブレンドは音楽で言うバンドみたいなもので、ギター、ベース、ドラム、そしてボーカル。
違う楽器と音色が一緒になることで、新しい音楽をつくること。

 

ブレンドも同じく、ひとつでは表現できない味わいを創造し、新しい味わいを作ることが目的。

 

バンドとソロは違うでしょ、シングルオリジン(例 ブラジルの○○農園とか単一農園のもの)やブレンドはその違いと似ていますね。

 

そしてバリスタ。
ウエイターという意味も含まれていますね、この言葉には。

 

ドリンクを作り提供する人。
ここ肝心ですよね。

 

ムスッと愛想悪くコーヒーを出されたりすると、いくら美味しいものでもその価値はダウンしてしまいますよね。
ユーザーさん、お客さんに届ける最後のところ、ほんとに肝心ですよね。

 

ここでダメだとすると全てが台無しになることもあります、なので接客はすごく大切にしています。
お客さんとの良い距離間を保つこと、意識して。

 

そして経営

いくら美味しいコーヒーを作れたとしても、それを知ってもらい、飲んでもらい、コーヒー豆や粉なら手にしてもらわないとお店として続けていくことはできません。

 

お店を知ってもらうために、存在をしってもらうためにどんな努力ができるか。
そして時代の流れを知るために学ぶことができるか、そのあたりを大切に思ってます。

 

乱暴な言い方ですが、今やコーヒー豆なんてどこでも買えるのです。

 

今よりももっともっといろんな事が便利になるだろうし、家庭で焙煎がもっと普及するかもしれない。
そうなったとき、島珈琲はどうしているか。

 

流れを感じてそして備えておくことは必要ですよね。

わざわざ島珈琲に足を運び、またはわざわざ島珈琲に連絡して通販を利用してくださる、島珈琲を応援してくださる皆さんに、どんなことができるだろうか。

 

それを考えていくのが経営。

バランスが大事だなぁって思ってます。

 

ある時は焙煎士、またある時はバリスタ、またある時は・・・とその時その時に変身しておりますが、どの立ち位置でも笑顔になるコーヒーを届けること、これがモットーだね、そんな事を考えておりました。

 

今回はちょっとエッセイな感じで。
それでは、また。

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ
アバター画像

最新記事 by 島 規之 (全て見る)

関連記事

コーヒーの価格高騰に対して、ブレンド力をつけて解決することにした

プロローグ おりしも、コーヒーブームである。と、なんだか偉そうなくだりで入ってみた。笑 サードウ

記事を読む

no image

コーヒートーク

 日曜日 岡町のお店で営業をしているときは お客様との距離も近く 時間もとれるので お客様

記事を読む

コーヒー豆の表面焦げ 焦げた味ってあるんです

昨晩は高槻店の営業時間が終了し、レジ締めや掃除など片付けを終えた後、自転車でホームセンターコーナンと

記事を読む

ドリップバッグの試作はこうしてつくられる物語

プロローグ 出版するコーヒー本の原稿見直し、修正が思うように進まない。 僕は今年で41歳になりま

記事を読む

思いきることで成績が変わることがある

基本的に人は変化を嫌うものだと思うのです。 今まで使い慣れたものが、違う仕様になったりすると前の方が

記事を読む

焙煎の後にしている「味わい」において大事な作業とは

最近、お知らせばっかりですみません。   3月2日金曜日、この日は天神祭の代休

記事を読む

郵便ポストにコーヒー豆セールのチラシが

夜、布団では、川の字になって娘が真ん中でカミさんと僕とで三人で寝ています。 暑くなると娘の動きが大き

記事を読む

G.W前だ!春のドリップバッグコーヒー祭り

さて今回は、島珈琲が製作にご協力させてもらいました、ドリップバッグをご紹介したいと思います。 &n

記事を読む

産地の様子から

先日のブログで、コーヒーの花の一斉開花は、葉の上に雪が乗ったような光景が一面に、というようなことを書

記事を読む

コーヒーの基本はなんなのか、考えた

昨日は入院している父との面会に。 コロナウィルスの影響で、面会は15分、しかも週一回、家族の方のみ、

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
深煎り・中煎り どっちが人気? (5156)

昨日のお休みは、午前中に用事を済ませてお昼からは13時で学校が終わり帰

「無」のこころ (5155)

12月となりました。   いやーほんとうにはやいです、今年が

3Dセキュア反映 (5154)

11月は今日で終わりに、明日から12月、師走です。   島珈

コーヒーメーカーも自分好みで (5153)

高槻店の前の道は、JR高槻駅から上宮天満宮へと南北へ伸びる一本道。 &

高槻店の年末年始営業日のお知らせです (5152)

11月も残すところあと僅かになりました。   ってなんかゆく

→もっと見る

PAGE TOP ↑