*

一刀両断できない!切っても切れないコーヒーと水の関係

プロローグ

コーヒーと水は切っても切れない関係です。
水に流して・・・と言いますが、コーヒーはそもそも液体の99パーセントが水ですので、水には流せられません。

 

先日、面白いお話をお客様としていました。
水だしコーヒーの事なんですが、水だしコーヒーを抽出する水は軟水と硬水どっちがいいの?聞かれまして、その様な質問は、未だかつて受けた事なかったので、いきなりの鋭い予想以上の速さのジャブを打たれた様な感じで、動きが一瞬止まってしまいました。

 

水だしコーヒーは、ダッチコーヒーから来ています。
ダッチ=オランダという意味ですが、なぜオランダコーヒーなのか。

 

ダッチコーヒーが生まれたのは、インドネシア。
昔、インドネシアを植民地にしていたのはオランダです。
インドネシアは主にインスタントコーヒーなどに使われる、ロブスタという苦味のあるコーヒーの主要生産地。

 

その苦いコーヒーをどうしたらまろやかな味わいに抽出し飲めるか、ということで発明されたのが、砂時計みたいな装置で水がポツッポツッと落ちて時間をかけて抽出する、水だしコーヒー=ダッチコーヒー、をオランダ人が考えた。

だからダッチコーヒーなんですね。

 

インドネシアは軟水だと思うのですが、そこは知らないので誰か教えてください!
硬水でそもそも水だしコーヒーを作る事があるのかどうか、ですね。
アイスコーヒーの時期が近づいたら、一度硬水で水だしコーヒーを作ろうと思います、お楽しみに。
 

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

ブログは1000文字を目指して作っているのですが、序破急の「序」の部分の前振りで半分の500字を使ってしまいました、あははバカだなぁ。

 

IMG_0618

場所によって違う水の味わい

島珈琲の拠点は2つ有り、日曜日だけの営業の岡町本店、実質的に本店の役割をしている高槻店、車で移動すれば40分くらいの場所に2店舗はあります。

 

岡町本店は豊中市、高槻店は高槻市にありますが、水道水でほぼ同じ条件にして島珈琲のコーヒーを淹れて味わいを確認してみると、微妙に違うのですね。

 

条件はほぼ一緒なので、違う要素は水しかありません。
ですから、土地によって水の味わいは違うので、同じコーヒー豆でも飲まれる土地によって違う事になります。
面白いですね。

 

コーヒーに淹れる水はどんな水が適しているか

僕が思っているのは、日本人には日本人が飲み慣れた軟水で、できれば浄水器を通したものが良いかと思います。
浄水器に通さず水道水を直接使う場合、ヤカンで沸騰させる時ヤカンのふたを開けて火をつけておくとカルキ臭が飛びます。

 

コーヒーの99パーセントが水なので、はやり水の存在は大きいです。
その土地の名水やいろんな水を使ってコーヒーを楽しむのも、またコーヒーを更に楽しむ方法です。

 

お水によってコーヒーの味わいが変わる事、頭の隅に置いていてくださいね。

 

エピローグ

結局たぶん僕は今日のこのブログで伝えたいことは、ダッチコーヒーのルーツだったんだ、と振り返るのでした。

また水のお話は改めて。

 

 

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

マーケティングの師匠 藤村正宏先生のオリジナルブレンドを島珈琲がつくりました!光栄です!
エクスペリエンスマーケティング略してエクスマの創始者 藤村正宏先生のスコットブレンド

 

師匠のブログはこちら
島珈琲さんが作ったボクの「スコットブレンド」
http://www.ex-ma.com/blog/archives/4546

 

購入のご案内はこちら
藤村正宏先生のオリジナルブレンド・スコットブレンド販売します!
https://blog1.shima-coffee.com/?p=13679

 

IMG_0035

 

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ
アバター画像

最新記事 by 島 規之 (全て見る)

関連記事

来年はホンジュラスを使用します

今日は発送の仕事も早々に終わり、ここ数日の中では余裕を持ってパソコンに向かい、ブログを書ける状況であ

記事を読む

影で力を発揮しているヤツがいる

実は近畿の梅雨入りがまだなのです。 四国、中国、九州の北部、そして近畿。   四国、中国、

記事を読む

あなたの名脇役を目指して

幼い時から戦国時代の話が好きで、時代小説の文庫本をよく買っていました。 織田信長や明智光秀、毛利元就

記事を読む

コスタリカも1年使用分キープできました!

先日、岡町本店に小学校からの友達が来てくれて、少しの時間、友と話をしていました。 近況の報告であった

記事を読む

夏場の焙煎の時に気を付けていること

次の月曜日のお休みは、家族へ京都へ行く予定です。 京都市青少年科学センターという所へ。  

記事を読む

コーヒーの「美味しい」を作るのに一番大事なことは、焙煎機のメンテナンスと考えてます

昨日、家族の会話の何かの流れから、僕が寅さんの歌を歌ったのです。 どうせおいらはやくざなアニキ~わか

記事を読む

コーヒーストッカーの缶

昨日はお休みで、半日は母と一緒に行動し、家に帰ってからは娘と遊ぶ、という1日でした。 夜、娘と家でカ

記事を読む

アイスコーヒーのブレンドはホットで飲んでも美味しい (5115)

10月も後半に入りましたが、日中はこの気温なのでテイクアウトドリンクコーヒーはまだ、アイスメニューの

記事を読む

コーヒーの味わいは西と東と違うの?

夏休みの宿題。 娘が箇条書きで、その日あった出来事をメモしています。   きょうはあつかっ

記事を読む

コクのあるコーヒーはどうしてつくられるの?

昨日、奥さんと月曜日のお休みの日、何をするか会議しておりました。 というのも、娘の幼稚園が午後まで

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
大事な10年間 (5198)

日曜日は日曜日だけが営業日のお店、豊中市にある岡町本店で、本日も10時

昼からも焙煎です (5197)

スギの花粉にやられている島です。   皆さんは大丈夫でしょう

3ヶ月に一度のメンテナンス (5196)

高槻店の焙煎機の大掛かりなメンテナンスは3ヶ月に1回実施しています。

思い出を買う (5195)

スマホのウェザーニューズからのメッセージで、すでに少量のスギ花粉が飛散

焙煎機の冷却のメンテナンス (5194)

今週は高槻店の焙煎機メンテナンスウィークです。   昨日は早

→もっと見る

PAGE TOP ↑