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この焙煎機、おいくら万円?

プロローグ

島珈琲の様にその場でコーヒー焙煎をしているお店を自家焙煎とか、ロースターとか、そんな風に呼ばれています。
お店に「デンっ!」と焙煎機が置かれていると存在感があり、お客様にその焙煎のフレッシュ感が伝わっているので、僕はお店のバックヤードに設置せず、店内の見える所に岡町本店も高槻店も設置しています。

 

従って、よく「これ、おいくら万円するの?」と聞かれます。

 

今日は焙煎機が、おいくら万円なのか?についてお話をしたいと思います。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。

 

岡町本店と高槻店

島珈琲は2台の焙煎機を保有しています。
それぞれ日本のメーカーで国産です。
実は本店が4代目、高槻店が5代目と、先に3台の焙煎機を買いかえた後に今があります。

 

今の焙煎機は一回の焙煎で最大4キロのコーヒー生豆を焙煎できるタイプです。
初代は500g、2代目は1キロ、3代目は同じ4キロ、そして4代目、5代目が4キロです。
実際市場では、5キロタイプと呼ばれているものです。

 

さてお値段です。
岡町本店はアフターバーナーという消煙機を設置しています。
住宅街にあるので、ご近所迷惑にならないように煙を一度焼いてから、煙突で排気します。
コーヒーの煙も結構すごいんですよ。

これがアフターバーナーです。

IMG_0292

 

まずこの消煙機アフターバーナーが、なんと130万円くらい、そして今の4代目の焙煎機が220万円です。

これが岡町本店の焙煎機です。

IMG_0294

 

高槻店の焙煎機はノーマルのものに加えかなりの改良が加えられています。
火力アップ、排気力アップ、などなどかなり高性能な仕上がりで、この仕様は国内でたぶん今のところ島珈琲高槻店だけだろうと思います。
ちなみに岡町本店の焙煎機はメーカーは同じですが、互いに仕様が異なるタイプになります。

 

高槻店の焙煎機は展示の新古品で、240万円くらいだったと思います。

こっちが高槻店の焙煎機です、ボディの色が違うでしょ。

IMG_0295

 

そこに!

焙煎機には煙突が必要です。
本店は2階建て、高槻店は3階建て、その建物の高さまで煙突が必要で、煙突の高さが違うと設置料が違ってくるわけなんです。
高槻店は設置で30万円くらいかかったはずです。

 

はい、合計は皆さんでしてくださいね。
ちなみに僕、銀行の返済はまだまだ続いています。笑

 

エピローグ

結構するでしょう。
機械自体の構造は単純なのですが、そこにいろんなノウハウが詰まっています。

 

この焙煎機を買うには覚悟が必要です。
これで、この機械で沢山の笑顔を作るんだ、という覚悟です。
僕はこの機械でコーヒー豆を作っているのではなく、皆さんへ笑顔の種、心が豊かになる種を作っているのですね。

 

もっともっと沢山の笑顔を作れたら、機械の値打ちは、値打ち以上になる、そう信じて毎日焙煎頑張っています。

 

今日は焙煎機おいくら万円の話でしたー。

いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

 

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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