僕が見たコーヒー農園からのハワイの風景 vol.2
公開日:
:
僕が見たコーヒー農園からのハワイの風景
プロローグ
お待たせしすぎました!vol.1を書いてから続きをなかなか書いておりませんでした。ハワイ島のコーヒー栽培の体験をいくつかに分けて書いていくこのシリーズ。
今回は続きのvol.2を書いて行きたいと思います、こんちには 焙煎アーティスト島規之です。
前回の記事は上にあるvol.1をクリックしてもらえれば、その記事に飛びますのでもう忘れてしまった方は(忘れちゃってるよね、こんだけ間あいてしまったら・・・)是非、もう一度お読みくださいね。
ハワイ島のコハラ地区にある農園とコンタクトを取る
ハワイキムラカンパニーの木村社長にコーヒー農園栽培ボランティアの参加したいことを伝えるため、メールを送信しました。しかし、待てど暮らせど返事は来ません。
もしかしたらメールアドレスに不具合があるのかも?次の手段として僕はハワイキムラカンパニーに、エアーメールを出しました。
どうしてコーヒー農園の仕事がしたいのか、その熱い想いを手紙に書き、それを手紙に託し郵便局に持っていきました。
そもそもエアーメールがどんな仕組みで届くのかがわかりませんし、どれくらいの日数がかかるのかわかりません。だから返事が来るのが待ち遠しくて待ち遠しくて、手紙を待つ子供のように郵便受けのポストが気になる毎日でした。
文通で恋文などをやり取りする時代、ほんとにこの待つ時間はドキドキしただろうななんて思いました。待つ時間が長ければ長いほど期待と不安が交錯し、複雑な心中になりますよね。
今はメールやラインなど早いやり取りが当たり前ですが、待つ面白みというのは振り返れば楽しかったなぁなんて思います。
しかし、返事がこない
メールを出し、エアーメールで手紙を出し、なのに一向に返事が来ない。
期待を通り越し、不安を通り越し、落胆に近いものが身体を包み込みました。
と、その時、電話がなりました。もしもしとでると「ハワイのキムラです」と。
一瞬、誰?と思ったけど、うわー直接電話がかかってキターーー!と僕、頭真っ白。
不意打ちに弱い僕はもう、しどろもどろ。
農作業と収穫の時期も重なり忙しくメールもチェックできず(今ほどメールのやり取りが頻繁な時代でもなかったように思います)、手紙も郵便局のメールボックス入れぱなしだった との説明を受けホッとしました。
ハワイなど小さな村や町では、郵便物は日本のように各家庭に配達するのではなく、郵便局に各々のポストがあって、いちいち取りに行かないといけないのです。
P.O.BOXと書いて番号が付いている住所はまさにそれなんですね。P.O.BOXというのが郵便局でのその相手先のボックス番号なんです。
閑話休題
そして木村社長は「是非来てください」と、嬉しい返事を頂きました。
受話器を置いた後、僕はそれはもう、その場で小躍りするかスキップしたくなるような、舞い上がる気持ちでした。
エピローグ
そしてここから地獄の農業体験の幕が開けていくのでした。
つづく
当時作った資料を見ながら思いだして書いています。いろいろ懐かしい発見があって楽しいです。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之
島 規之
最新記事 by 島 規之 (全て見る)
- ゆったりソファが魅力 高槻・栄町にある「cafe あすてる」さん (4913) - 2024年3月28日
- コーヒーの味わい 一番変化するところ (4912) - 2024年3月27日
- 2024年4月よりコーヒーシロップ無糖が価格改定となります (4911) - 2024年3月26日
関連記事
-
僕が見たコーヒー農園からのハワイの風景 vol.1
プロローグ 僕がハワイ島のコーヒー農園へボランティアで働きに行ったのは、2001年のことでした。
-
あの、あの素晴らしいコーヒー豆が入荷するかもしれません!
僕がハワイ島のコーヒー農園へ、コーヒー栽培のお仕事に行ったのは、2001年。
-
コーヒー農園で働いたことが、今の僕にどんな影響を与えているのか
先日、朝日新聞の取材を受けました。 大阪地域版のちょっとした自分物紹介をリレーしているコラムのよう
-
コーヒー農園で働いて得た心
僕が働いたコーヒー農園は、ハワイ島でした。 2回に渡り通算6ヶ月ほどの期間。 お店を開
-
20年前、ハワイ島のコーヒー農園で学んだこと
島珈琲岡町本店をオープンさせたのは、2002年3月29日でした。 もうすぐで19周年に。  
-
どこの農園で働いていたの?
先日、お客さんとハワイのお話で盛り上がったんです。 「どこの農園で働いてい
-
ハワイ島のコーヒー農園で働いてからもう20年
インスタの写真、何にしようと探してたら、あっこれこれとパシャ。 ハワイ島のコーヒー農園で働いていた時
-
僕が働いたハワイのコーヒー農園でつかんだこと
僕がハワイ島へコーヒー栽培のボランティアへ行ったのは、もうかれこれ16年前のこと。 ホームページで
-
コーヒー農園の風景 ~ちょっとした豆知識~
昨晩は帰宅するのが遅くなり、娘がもうすぐ瞼が落ちるようなタイミングに家へ到着。 瞼をこすりながら、
-
コーヒー豆はコーヒーの実のタネ 果肉はどうしているの?
やっとです。 何がやっとなのかというと、ちゃんとした味覚が戻りました。
- PREV
- コーヒー焙煎に資格はあるのか、ないのか?
- NEXT
- あなたのコーヒーの好みの味を探してみましょう!