*

ハワイ島でコーヒーの素材を「見抜くの目」が育ったというお話

先日、奥さんにある相談をしました。

 

島珈琲社会貢献部の話です。
「高槻店で障がいを持った方の働くのお手伝いができるかもしれないねんけども・・・」

 

僕は奥さんが障がい福祉のお仕事を高槻店で今後したいということに対して、不安な言葉を発するのではないか、そう思っていたのです。

 

だって奥さんは福祉の経験ないし、僕だって初めての時はよくわからなかったので不安でした。
でも奥さんはたった一つだけの条件で、それをすることにほぼ同意してくれたのです。

 

僕は奥さんを尊敬しました、いやほんとに、のろけているとかじゃなくて、人として。

 

そのひとつの条件とは、一度、一緒に仕事をしている、障がい者の働く場所を増やそうプロジェクトを掲げた、任意団体「障がい者の働く考えるLavoro」の代表の今井さんと僕と奥さんの3人でお昼ご飯でも食べながら、お話を聞きたい、というものだけでした。

 

今井さんとお会いしたことないから、と奥さん。

 

僕は奥さんと結婚してほんと良かった、僕の目は正解だった。

って、なんやねん!自分のブログで自分褒めてどないするねん!はい、すみません。

 

ということで、今回は素材を「見る目」のお話です。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です。

 

コーヒーは見た目で美味しいが分かるのか?

 

コーヒー焙煎豆に関しては、見た目で美味しいが分かるのかというと、ちょっと分かりにくいですよね。

 

プロから目線で言うと、全体を見たときにコーヒー豆の色がある程度揃っているか。
同じく大きさの均一さはどうか。
コーヒー豆の豆面のしわはどうか。
あとは見た目じゃないけど、香りですね。

 

これくらいしか判断する材料がないので、やっぱり飲んでみないと分かりません。

 

そうするとその原料である焙煎する前のコーヒー生豆は、どうやって良し悪しを見分けるのか。

 

コーヒー生豆は写真のように、コーヒーブラウンではなく濃い緑や白っぽい緑色をしています。
これを見て何を思うのか。

 

 

 

 

ハワイ島で経験したコーヒー豆になる全ての過程

 

コーヒー豆はコーヒーチェリーというサクランボのような、赤い実の中にあるタネを取り出しいくつもの精製の過程を通ります。

 

コーヒー豆も脱穀という作業があるのですが、その脱穀したすぐのコーヒー生豆の香りはフルーツそのものだ!というくらい香りの良いものです。
もちろん焙煎したコーヒー豆とは全く異質のものですよ。

 

そこからサイズ分け、そして不良豆(未成熟や虫食いの豆など)を除去します。
そうした経験から、素材の良し悪しというのが体験上身についたわけなんですね。

 

もちろん、産地によって豆の形状や色合いなどは違いますが、やっぱりハワイ島でコーヒー栽培から収穫そして精製までの1から10までを知れたことは、素材を見抜くというところで存分にその経験を生かせております。

 

最後はコーヒー焙煎をして、挽いて、ドリップして、味見になりますが、コーヒーになるまでの過程が長いので、そこまでである程度の美味しさを知る術は、僕達プロには必要なのです。

 

ですので、まず原料、コーヒー生豆の段階でその力を感じる力キャッチする力、これが必要となります。

 

お寿司屋さんが美味しい魚を見抜く目、と同じ様なものですね。
こうした経験が美味しいコーヒーに繋がっている、ということなんですね。

 

今回はちょっと知れば面白い、コーヒーの素材を見抜くお話をご紹介しました。

コーヒー生豆も見れば見るほど面白いんですよ。

 

良い経験ができたこと感謝。
その感謝を皆さんの喜びに変えて。
それでは。

 

もうあのコーヒー農園体験から17年、いつも心の中で経験は生きてます。
焙煎アーティスト 島規之

The following two tabs change content below.
アバター画像

島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

関連記事

スコットブレンド ザ ドリップバッグ準備ができました!

準備を進めていた、マーケティングの師匠 藤村正宏先生公認のブレンド、スコットブレンドのドリップバッグ

記事を読む

メンテナンス

昨日は夜な夜な 焙煎機の掃除 メンテナンスをしました ダクトをはずし 分解して掃除できるところはほぼ

記事を読む

好みの味わいのコーヒーを探すにはどうしたらいいですか?

去年から沢山のオリジナルブレンドを作らせて頂いております、感謝です。   マー

記事を読む

コーヒー焙煎と煙とニオイ

プロローグ ご存じですか?コーヒー焙煎の時に出る煙は結構スゴイということを!? ということで、今

記事を読む

同じブラジルでも、焙煎度合いで味わいは変わるよというお話

プロローグ ブラジルというコーヒー豆は大変使いやすい豆で、コーヒー屋さんから愛されている豆です。

記事を読む

「いい加減」じゃなく 「良い加減」のいい加減

こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です   昨日 島珈琲の高槻店で近々「チー

記事を読む

一杯の美味しいコーヒーで焙煎の重要度はどれくらいなの?

何度か書いてきましたが、僕はコーヒーマニア上がりなんです。   焙煎が楽しくて

記事を読む

コーヒーをドリップするときに大切な1つのこと

プロローグ     テクニックって練習すれば上手くなります

記事を読む

おうちで美味しいコーヒー飲むのにかかせないこと

次の月曜日は、高槻芥川町にあるテマヒマさんで、コーヒー講座を開催します。 定員は12名様で、現在はい

記事を読む

毎日、毎朝、コーヒー焙煎はいつも朝に

この間の暑さが嘘の様に、ここにきて朝晩がかなり涼しくなった高槻です。 焙煎が少し楽になりました。 &

記事を読む

僕の初コーヒー本できました!
ぜひ お読みください!

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト 島 規之

ドリップコーヒーの健康と秘密を明かす焙煎アーティスト
島 規之

いつも身近にあるコーヒーに関する知識が満載!専門用語も少なく読みやすい!今までコーヒーに関心がなかった人でも興味を持っていただける楽しい内容です。あなたのコーヒーライフが更に楽しくなる一冊です。

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。 読者登録はこちら
twitter Instagram btn_hp
ゆったりソファが魅力 高槻・栄町にある「cafe あすてる」さん (4913)

先日のお休みの月曜日に成分献血をしてきたのですが、その血液検査の結果が

コーヒーの味わい 一番変化するところ (4912)

あるキャンペーンに申し込みしてまして、当選結果が3月末に連絡があると。

2024年4月よりコーヒーシロップ無糖が価格改定となります (4911)

昨日はお休み。   カミさんが体調を崩して、一緒に行く予定に

新しい気づき (4910)

月曜日は僕の休日です。   岡町本店も高槻店も定休日で、今日

岡町本店は4坪の小さなお店です (4909)

日曜日になりました。   日曜日は日曜日だけが営業日のお店、

→もっと見る

PAGE TOP ↑