コーヒーシロップの新しい使い方。お湯で割ってホットコーヒーができる!
プロローグ
先日、お客さまから電話がありました。
「島さんところのコーヒーシロップ、お湯で割ってホットコーヒーを作るのは邪道ですか?」
すごい気を遣って頂きながら、質問をしてくださりました。
その話を聞いたときに、「そんなん邪道や。冷たいので飲むのが常識や。」とそんなきつい言い方はしませんが、僕がそんなふうに答えたとしたらどうでしょう。
もうそこでその話はおしまいですよね。でも、「僕にそんな考えなかったわ、試してみよ。」と思うことでいろんな可能性って広がりますよね。お客さまの質問は真摯に受け止めること。最近、ほんとにそう思います。
ブログをやっているとネタにもなるので、あはは。
こんにちは 焙煎アーティスト島規之です。
知らないことを旗にすればいい
知らないことは知らないと言いきることが、僕は知的欲求のはじまりかなと思います。
知らないことを知ってるふりして、知ってる人に聞けなくなってわからないまま・・・なんてつまらないですから、分かる人にちゃんと聞く姿勢というのは、ほんとに大事だなぁと思います。
コーヒーシロップを「お湯で割る」という発想が僕にはありませんでした。ですから、どういう味になるか知らなかったので、お客さまには「実はそれをしたことがないので、明日自分でやってみて味わってからお答えします。」と電話を置きました。
そして試した結果
島珈琲のオリジナルコーヒーシロップ無糖。これをお湯を割るには何に気をつけてどうすればいいか。
嫁さんと検証しながらやってみました。
配合からいうと、お湯2(80cc)に対してコーヒーシロップ無糖が1(40cc)これがベストではないだろうか?
そう思って試したところ・・・ これはいける!これ美味しい!と嫁さんとふたりで顔を合わせました。
牛乳でミルクコーヒー、冷水でアイスコーヒーを作れるだけかと思ってたら、お湯で割ってもグレートじゃないですかっ!
かくしてお客さまの質問から、検証してみた結果素晴らしい使い方があったことをここにご報告します。
そのままお客さまにお伝えしたら、「じゃぁオーダーをお願いします」と。
エピローグ
お客さまの質問に対して、真摯にすることで良い結果がおとずれることもあります。
自分の常識だけの物差しで、はじめから門前払いにしてしまうと新しい発見には出会えないなぁ、そんな事を今回は改めて気づきました。
コーヒーシロップ無糖は夏だけではなく冬場でも活躍してくれる予感を持ちながら、今日はパソコンを閉じたいと思います。
いつもありがとうございます。
焙煎アーティスト 島規之

島 規之

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