何を信用していいのか、わからない
プロローグ
コーヒー屋はお山の大将である。これが僕のひとつの持論なのですが、何でそんなことを唐突に言うのかというと、昨日お客様に相談されたんですね。
「何を信じていいのかわかりません。」
ご質問はコーヒーの粉の量についてだったのですが、コーヒー1杯分につき10グラム または8グラム、12グラム、15グラムなどなど 本を読んだりコーヒー屋さんで聞いてみるたびに違うことを言われる とのことでして、それで「何を信用していいのかわからないんです」と聞かれました。
うんうんわかるその気持ち。僕もいろんな本を読んで同じように思った事がありました。
こんにちは 焙煎アーティスト 島規之です
お山の大将とは
自分の考えが一番だと思っている人 と説明すればいいでしょうか。つまりコーヒーにおいて持論を持っている人がお店をやっているわけなんで、味の思考も違えば焙煎方法もと違うし、粉の挽き方も違う。
コーヒー屋さんもいわば、料理人と同じなので味の作り方に自分のやり方を持っていて、それを主張します。
よって本を書いた人、それぞれのコーヒー屋さんにおいて、言うことがバラバラということが生じます。
それこそが消費者を混乱させているわけですが、マクロの視点で統一的で基本的なルールはあっても、ミクロで見たとき味の作り方にそれぞれの想いがのせられるわけで、もしミクロのところで統一化してしまうとそれこそ個性がなくなるので、ルールを統一化することはできない というところが本音ですね。
そうすると何を信じるといいのか
コーヒーに関わらずネットを通じていろんな情報を獲得できます、情報過多の時代です。沢山の情報を仕入れることも大事ですが、信用できる人、信用できそうな人、言っていることが自分の感性があう人、などをピックアップして、情報を仕入れるルートを少数化することが、結局近道になるのかなぁと思います。
情報が多く入れることはいいのですが、結果頭でっかちになることもあり、片方の理屈ともう一方の理屈をくっつけたせいで、物事のバランスが悪くなることがあります。これは何もコーヒーのことだけに言えたことではないですよね。
エピローグ
野球でいうピッチングで例えると、オーバーハンドスローでも、下から投げるサブマリン投法でも、横手投げでも、スリークオーターでも要はストライクを取ればいいのです。誰が正しいのではなく、そのやり方でご自身が「美味しい」と感じたならそれは正解なんです。何を信じていいのかわからない時は、まず信じたい人を絞り込むことが早道になると思います。
いつもありがとうございます
焙煎アーティスト 島規之
島 規之
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