焙煎度合いによって少し挽目を調節しています
毎週金曜日はカミさんお休みで、高槻店は僕のワンオペとなっています。
今日は娘の小学校が代休でお休み、娘の友達と親子どうしで「ひらパー」へ。
娘は朝早くから嬉しそうな様子、今頃友達と楽しんでいるだろうなぁ、と「ひらパー」で遊んでいることを想像しながら、ブログを書いています。
今日は家に帰ったら、どんな様子だったのかを、娘の顔をみたらまず一番に聞こうかと。
満面の笑みでその様子を話してくれるのを楽しみにして、この後の仕事を頑張ろうと思っている次第です。
さて今回は、コーヒー豆の焙煎度合いによって島珈琲では挽き方をほんの少し調節しているというお話を。

中煎りの豆よりも深煎りの豆の方を少し細かくして
島珈琲では、ドイツのマールクニック社製のミル、ミルは別名コーヒーグラインダーとも呼ばれますが、を高槻店・岡町本店ともに設置しています。
ヨーロッパ製のものは基本、欧州では粗挽きにすることがあまりないみたいで、この写真のミルは13段階挽目を調節できるのですが、一番粗い13番で豆を粉にしてもいうほど粗くならないのですね。
ですので、粗挽きに関しては日本製のミルの方がより力を発揮する、と僕は感じています。
基本、お客さんに粉にして渡す時は、中細挽きと言われるところの挽目にしてお渡ししてます。
島珈琲では、中焙煎=中煎り、深焙煎=深煎りと2つの焙煎度合いで分けているのですが、この2つの焙煎度合いによって挽き方もちょっと変えております。
中煎りは11番の目盛りのところで、深煎りは10番の目盛りで。
番号が若いほど細かく挽かれます。
ですので、深煎りは中煎りよりも1番の目盛り分細かく挽かれていることになります。
コーヒーの粉は細かくなるほど、同じ分量なら濃い味わいになっていくので、深焙煎=深煎りはより深い味わいに。
中焙煎=中煎りはより軽やかな味わいに、なるよう挽目でも味わいを調節しています。
どうしてそうなったのか
最初は、中煎りも深煎りも同じ番数で挽いていたのです。
でも飲んでいてもうちょっと深煎りは深みを出したいなぁと思って、ミルの目盛りを1番変えてみたらそれが僕の中でベストな味わいになったのですね。
それ以来、中煎りと深煎りの豆を挽くとき、もちろんカップテイストする時もそうして差を少しつけて、味わいに工夫を追加しています。
もし家で、焙煎度合いの違う豆を挽いている方も、やってみてはいかがでしょうか。
少し変えるだけで、結構インパクトが変わることもありますのでね。
気分によってミルの挽目を少し変えてみる、というのもいいかもしれませんね。
同じ分量なら、細かくすれば濃い味わいに、粗く挽けばあっさりした味わいに。
大きく変えると大きく変化するので、まずが一目盛りくらいの前後で。
季節によっても感じ方が変わってくるので、コーヒーの奥の深い所を垣間見ることができると思います。
あんまりやりすぎると迷いのタネになりますが、興味を持った方は楽しむ程度でやってみてください。
ということでした。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます

島 規之

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