娘に読んでほしい本 (5004)
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エッセイ
そもそもはセクハラから始まったのかな、ハラスメントは。
相手がいるシーンで不機嫌にため息することでフキハラになったりだとかで、相手の受け止めようによってなんでもハラスメントになるからこれは雁字搦めになっちゃうなぁ、なんて思って記事を読んでおります。
しまいにはハラスメントのハラスメントでハラハラなんて言葉が出てくるのかもしれません。
なんにせよ、知らず知らずのうちにハラスメントになっていないかは気を付けないといけないところですね。
地震の話をしていて
晩ごはんの後、家族でコーヒーを飲んでいるのですが(娘はジュース)、昨晩はカミさんが買ってきてくれたアイスクリームがデザートについておりました。
アイスクリームを食べながら、なんでか地震の話になって僕の友達の体験したことを娘に伝えたのですね。
阪神淡路大震災、僕はそのころ門戸厄神の中国料理店に就職していたのですが、小学校からの友達がその時大学生で下宿していて、勤め先の近所の文化住宅に住んでいたのです。
その友達は地震の日、たまたま友達と夜通しで麻雀をしていて朝帰りに。
門戸厄神は阪急電鉄が通っているのですが、国道が線路の上を跨いでいて、その跨いでいる道路が地震で線路の上に崩れ落ちたのです。
友達は仲間と車で帰宅中、わずか数秒前にその崩れた道路を通っていたのです。
しかも彼の住んでいた周りの文化住宅は倒壊したところも多く、家にいたとしたらどうなっていたか、というところでもありました。
そこから生死の話になって、娘にもうちょっとしたら「きけわだつみの声」を読んだらいいと思うよ、薦めたのです。
きけわだつみの声
日本戦没学生の手記であるこの本は、ほんとうにいろいろと考えさせられます。
特に戦犯刑死となった木村久夫さんの手記は、死ぬ前にこれほど冷静になって文を書けるものなのだろうか、と感慨深くなるものでその手記は様々なことを考えさせられます。
それぞれの手記には戦争に対しての怒りや絶望があり、そうした犠牲の上に我々は平和の中で暮らせていることを知り、現在が平和であることに感謝できると思うから読んでもらいのですね。
地震の話から生死の話なって、これは娘に読んで欲しいと思う本が浮かんで、それを娘に伝えたのですが、これも強く読んでと押し付けたらなんとかハラスメントになりかねないので、普段から自然に目に付くような場所にそっとおいて置こう、そう思う父ちゃんでした。
ということで、どうぞ良い週末を。
こころに響くコーヒーを 焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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