味わいの表現を増やすために (4857)
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エッセイ
自分の子供頃を振り返ってみると、娘と同じ様に母が作ってくれたのシチューは嬉しかったですね
トン汁も好きで、朝は小食でパンだけの僕ですが、トン汁の時は朝も食べていましたね。
皆さんは汁物にどんな思い出をお持ちですか。
冬は身も心も温まるあつ~い汁物欲しくなりますね。
さてさて昨晩のごはんでは、そのシチューがテーブルの上に置かれました。

シチューにはコショウをかけて
シチューにはコショーをかける派です。
ペッパーミルからのコショウを挽くのもいいのですが、よくおうちにあるエスビーのテーブルコショウを島家でも愛用してます。
コショウってどんな味わですか?
えっコショウはコショウやん、ですよね。
しかしです、コーヒーの味は?と聞かれてプロがコーヒーの味ですやんでは答えになりません、ですので味わいを言葉で表現が出来ないとお客さんにその味わいを理解してもらうことは出来ないのです。
僕がそのために意識しているのが、普段から食べること飲むことに何かを感じ取ること、なんですね。
ただ美味しいと食べているだけでは、その表現力は向上しません。
コショウってかけたら、どことなくオレンジの風味を感じるなぁとか、このビールにはコーンスターチの味わいがあるなぁとかですね、このお米は甘く美味しいお水のような味わいがあるなぁ、とかですね、考えることで楽しみながら表現を増やす訓練と味覚を磨いております。
感性を磨け
ほんとにそれが大事だと、歳を重ねてその重要性をひしひしと感じております。
料理に対してだけではなく芸術でも自然の世界にも。
感性を磨くには、まず感受性を磨くことだと。
なぜ、どうして、と疑問を持つことから世界は広がっていくので、そのなぜとかどうしてを持つための、感受性を磨くことが感性を完成させていく(ダジャレではない)と僕は考えます。
ですので、普段あるいつもの生活から何を感じるか、が大事なんだなと思っております。
コーヒーの味わいをより分かりやすくお伝え出来るよう、更に感性を磨きにかけていきたいな、とコショウをかけたシチューを食べながら思っていたことでした。
それでは、今回はこのへんで。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。

島 規之

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