時を経て出る円熟味 (4740)
自分の中で迷っていたことがあったのですが、今朝、4時ごろに目を覚ましてから布団の中で考え事したりウトウトしたりしながっら、起床時間までそうしていたのですが、その時にやっと決心がつきました。
そうなると、そのためにすべき動きはタンタンと。
変更することは変更してですね、その体制にしました。
といっても、私事なので仕事に関係ないことではないけども、お客さんには直接関係のないことの判断でして、まぁ自分の心の中はスッキリしたというところです、はい。
詳しくは書けないのですが、決定すると1年間変えることができなくて、この10月から11月の頭で決めてしまわないといけないことだったのですね。
うーんと悩みながら、朝、布団の中で決めたのでした。笑
さて本題に入ります。

原料の生豆のお話です
上写真は焙煎する前のコーヒー生豆(なままめ)です。
この生豆を計量して、焙煎機で焙煎して出来上がるのがコーヒー豆、焙煎豆です。
だいたいの生産地では1年に1回収穫がありまして、収穫したものをニュークロップ(当年物)と呼ばれます。
1年経つとパーストクロップ、それ以降はオールドクロップと呼ばれています。
基本的には当年物を使うことが多いですが、モノによってはパーストクロップを使用することもあります。
当年物には力がありますが、パーストクロップはそれはそれで円熟した味わいがあったり、落ち着いた味わいがあったりするものもあります。
もちろんパーストクロップでパワーを感じない豆もありますが、僕がチョイスしているものではパーストクロップのものでもしっかりとした味わいのものがほとんどです。
だんだんに変化する
当年物を使い始めて、次年度のものへの端境にだんだんと近づいていくと味わいの力強さは無くなっていくのか、というとむしろコクと言うか深みの面でパワーアップしているように感じる生豆もあります。
先ほどにも書いた様に、円熟味というものでしょうか。
果物でもちょっと置いとくと味が良くなるものもあるでしょう、それに似たような感じでしょうか。
味わいの若さが落ち着いて、落ち着いた味わいが強さが増してくるような。
今の島珈琲のラインナップで言うと、深焙煎のコロンビアと同じく深焙煎のマンデリンがそれにあたりますね。
グァテマラに関しては、強い豆でして、通年に力強さを感じております。
コーヒー生豆も生き物だなぁと、20年ちょっとこのコーヒーの仕事に携わっていても、いつもいつも新たな深さを感じております。
ということで、この週末も美味しいコーヒーと、良い香りとで、良い時間を過ごしてくださいね。
それでは。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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