この焙煎機を使い続ける理由 (4640)
久しぶりに手痛いミスをしてしまいました。
結構大きなロスも。
こんなご時世ですから、なんとかねロスを出さないように工夫しながら、節約しながらやっているのですが、意識し過ぎるとかえって大きなロスを出す失敗をしてしまったり。
ロスも痛いけど、ミスした自分に腹立たしいというか、情けないと思う感情が込み上げてくるというか。
ミスや失敗は誰にでもあるし、今回においては途中で気づいたので誰にも迷惑をかけていないのだけど、やってしまったという気持ちが心に穴をあけたような感じになっている僕ですが、気を取り直してこんなことに負けてはなるまいと言い聞かせ、背筋ピンとして店頭に立っております。
今後は間違えないように、もっと段取りをきっちりしようと思う僕でした。
さて、今回は高槻店で使う焙煎機のお話です。
使い続けるわけ
高槻店のコーヒー焙煎機は、国産の富士珈機というメーカーさんで製造されたものです。
ノーマルではなく改良が施されており、釜は鉄製ではなく珍しいステンレス製となっています。
まずこの焙煎機を使い続ける理由は、これで作るコーヒーの味わいが好きだから。
香りも良くて、透明感のある味わいが出来るのですね。
もちろんパワフルな味わいも引き出してくれます。
この焙煎機で作る、出来上がるコーヒー豆の味わいが好きなので、他のマシンを使いたいとは今は思っていません。
修理しないといけない日はくると思いますが、ずっと使いたい、そう思ってます。
もう一つは、メンテナンスがわかっている
先日、釜と釜の蓋が当たっていて、音が鳴っていたのです。
ですので、蓋の裏側に着いたカーボン(脂が固まった黒い塊)を取り、そして釜の蓋の隙間を調整して、いい塩梅にしました。
長く使い続けたこともあって、こうなったらこうする、というのがある程度、僕の頭に入っているので、自分で出来る箇所が多く、ある程度のトラブルには対応できるから、というのも使い続けている理由の一つです。
わかっている、というのは強いですよね。
トラブルやイレギュラーなことがあっても、こうすればいいんじゃないか、というのがすぐに出てくると言う部分で、安心感を持てますからね。
メンテナンスも色々蓄積して、自分で出来る箇所が多いですし。
好きな味わいができるから、というのとその好きな味わいをキープするための、メンテナンスを分かっていたり、トラブルやイレギュラーに対応することが出来るから、というのが使い続けている理由だなぁ、と考えていました。
来月は焙煎機のメンテナンスです。
しっかり綺麗にしますね。
それでは、今回はこのへんで。
こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之
いつもありがとうございます。
島 規之
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