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最大焙煎量

公開日: : coffee

昨晩、娘が塾の予習をしていたのですね。
分数そして帯分数の足し算を理解しようと、遅くまで頑張っていました。

 

で、わからないから教えて欲しいと僕に。
それを分かるように一所懸命教えました。

 

何となくわかってくれたようで、良かった良かったと胸をなでおろして。
しかし、まだこのあたりの計算ならわかるけども、だんだんと難しくなれば僕は教えることできるだろうか、と思いまして、算数を復習しなければと考えつつ、今このブログを書いています。

 

僕自身、算数をどこまで覚えているのか、そして数学になれば今でも理解できているのだろうか、かなり不安を持ったりしています。笑
これもまた大人になってからの勉強ですよね、いろいろと娘に機会をもらったり、教えられているお父ちゃんです。

 

さてさて、今回は焙煎量のお話です。

 

 

5キロロースター

 

島珈琲・岡町本店・高槻店にある2台の焙煎機は5キロロースターで、小型の方に分類されます。
5キロロースター、つまり最大5キロのコーヒー豆を焙煎できるサイズですよ、ということですね。

 

でも僕は5キロ目一杯で焙煎することはありません。
最小量は1キロ、最大量は4キロと設定しています。

 

なぜ最大5キロ焙煎できるのに、4キロでしか焙煎しないのか。
というとですね、時間の問題なんです。

 

1回の焙煎にかかる時間ですね、コーヒー生豆5キロでの焙煎場合ですと僕が設定する時間をオーバーするのですね。
1回15分以内に焙煎を終わらせる、これが僕の一つの目安なのですが、15分で終わらせるのに火力、熱量ですね、が追いつかないのです。

 

岡町本店・高槻店共に火力はノーマルタイプよりパワーアップはさせていますが、それでも時間内に終わらせるのは困難なので、容量の2割減の量を最大にして焙煎してます。

 

なぜ15分以内?

 

コーヒー豆を顕微鏡で見ると、繊維質のかたまりみたいな感じなんですね。
それを熱で水分を飛ばし化学変化を起して、そしてその繊維も伸びていくのです。

 

その繊維の伸ばし方が、味の持ちや、味わいや香りを左右するわけで、時間との関係が密接であるということなんです。
ですので、その時間をオーバーしてしまう量を投入して焙煎はしない、というところでいつも4キロの量を最大としているのですね。

 

自分が作りたい味わいのためにそうしている、至極簡単に言うとそういくことです。笑

 

焙煎は行程がシンプルが故に、誤魔化しがきかない作業です。
確実に仕上げるためにも、そうしたことを一つ一つこだわりながら、焙煎をしております。

 

それでは、週末も美味しいコーヒーで良い時間をお過ごしくださいね。

 

こころに響くコーヒーを
焙煎アーティスト 島 規之

 

いつもありがとうございます。

 

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島 規之

珈琲焙煎を究めるために ハワイ島のコーヒー農園で通算6ヶ月働く その後 2002年にコーヒー豆専門店 自家焙煎 島珈琲 を開業 焙煎を究めるアーティストを目指し  日々珈琲焙煎と向き合う 「のほほんと心穏やかに」をモットーとし お客様に 「美味しいコーヒー豆と愛を届けること」に毎日全力を注ぐ

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